2012年4月17日火曜日

桜の色


お花見の季節が終わった。桜はこれから葉が出てきて毛虫の季節だぁ〜。

そして、夏が終わると葉桜は、濃い緑に黄色が混じり始め、少しずつ落ちていく。その様も、いとおかし。

でも、私が一番好きな桜は、曇天の下、たわわに咲いた花が風に揺れる様。グレイの背景に、ソメイヨシノの淡〜いピンクが揺れる。そこに薄雲を通った淡い光が照らしてくれたら、これ言うことなし。

冒頭の写真は、娘が通う小学校の校庭の桜。満開の数日後、雨に打たれた花びらが水たまりに落ち、風で寄せられている様。何かを訴えているようで、携帯のシャッターを切った。

光に当たってると、特に晴天の空の下の満開時、白っぽく見える花びらも、地面など光が透けない場所で黒を背景に集まると、ピンク度がグッと増す。ピンク度と言えば、これからの八重桜だが、その人気は淡いソメイヨシノにゃ〜かなわない。でも、菓子に使われる桜の塩漬けが八重桜なのを知る人は意外と少ない。人間は複雑な生き物だ。

昨日は、近頃通っている写真教室があった。それに通い始めてから、光と色への興味が増した。昨日は、ソメイヨシノが舞う遊歩道で撮影。木の桜はこんなに淡いのに、地面に落ちるとこんなにも濃くなる。それにしても、補色の料理は難しい。


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