2014年6月13日金曜日

今の日本は、何かがおかしい

先日出張で、東京・秋葉原から、初めて乗る「つくばエクスプレス」という電車に乗って守谷駅まで行った。ひと仕事終わって、帰りの電車に乗るために守谷駅へ戻った際、ちょっと疲れたので、電車を1〜2本見送って、駅でコーヒーを一杯飲もうとしたときのこと。

あらかじめ電車の時間を調べとこと思い、改札の外にある時刻表を探したが、どこを探しても見あたらない。そこで、改札脇にある「i」(インフォメーション)に入った。そしたら、20代半ばぐらいの男性がカウンター越しに3人立っていて、威勢よく「いらっしゃいませ」と声を揃えて積極的な3つの視線が私に注がれた。「おっと、こんなことで3人がかりか」と思いながらも、尋ねた。

「改札の外に、この駅の時刻表はありますか?」

すると、3人のうちの1人が、

「ええ、外にはないんです。ここに、この駅の時刻表と、こっちには(つくばエクスプレス)全線の時刻表がありますので、お使いになってください」

と、2枚のカードサイズの時刻表を手渡された。この駅のだけでよかったので、1枚は返そうとしたら、「どうぞどうぞ、2枚とも持って行ってください」と言われ、2枚を持って、カフェへ向かった。

コーヒーを飲んだ後、調べた電車の時間に合わせ、改札を入った。手元にある2枚の時刻表は、私にとってもう不要だし、ちょっと見ただけだったから、再びインフォメーションに入って、

「これ、ありがとうございます。ちょっと見ただけなので、お返ししますね」

と言いながら、1人になっていたカウンターの男性に、2枚の時刻表を手渡した。時刻表をくれたときの積極的な彼の愛想が、そのとき何故か、ふてくされた表情に変わっていた。その理由が分からずインフォメーションを出たものの、何となく気になって振り返ったら、彼はその2枚の時刻表をゴミ箱に捨てていた。

それでそのふてくされた表情の理由が分かったのだが、ショックだったなー。

駅の業務マニュアルには、「一度渡した時刻表は返されても再利用しない」などのルールがあるのだろうか。また、それはその男性個人の感性によるものだったのだろうか。その詳細は確かめる気にもならなかったが、理由は何であれ、「何かがおかしい」。

同時に、そのおかしさは、今の日本独自のもののようにも感じた。つまり、今の日本以外のところで、こういうことは起こらないと感じたということだ。

カードサイズの印刷物2枚のことなのだが、私の憂う気持ちはもっともっと大きい。こういうことが今の日本の常識なのか? ならば、常識とは一体何なのか? 怒りというより、落胆に近い。

きっと少しずつこうなっちゃったのだから、きっと少しずつこうでない方へ向かうしかないのだろうな、と思う。

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