2018年11月16日金曜日

タンドールへの道・その9(お勘定編)

きょうのエントリは、お勘定。

タンドールへの道・その2(準備編)」では、あらかたの部品代を示したが、その時点から材料の変更・追加があったので、きょうのエントリで、最終的な材料の確認とその費用計算をしてみる。これは私にとって、情報の整理という意味もある。改めて、まずは完成品(外観)の写真。ちなみに、この重さ23kg。


米びつの蓋を取ると、
(厳密には、上の写真の収納時、真鍮の蓋は、裏返しで取っ手側は下を向いている)


さらに、真鍮の蓋を取ると、(タンドール底に、底網がチラリと見える)


次に、「タンドールへの道・その2(準備編)」冒頭の写真と重なるが、大ざっぱな材料の写真。この中でフルイの網(右下)は、ダッチオーブン用底網に変更したので、使ってない。


さて、ここからリストアップを始める。大物から書き出します。価格は全て税込み。

1.米びつ(ジョイフル本田・瑞穗店)
直径370mm・高さ(内側)390mm、5,950円。

2.テラコッタ鉢(カインズホーム・昭島店)
直径270mm・高さ180mm(タイ製)、単価1,080円が2個で、2,160円。

3.バーミキュライト(カインズホーム・昭島店)
単価498円(18L)が2袋で、996円。
※3/4袋余り。

4.赤レンガ・はんぺん(カインズホーム・昭島店)
単価105円が4個で、420円。

5.ダッチオーブン用ロストル底網(カインズホーム・昭島店)
※下写真。これにステンレスの針金を足した。
500円ぐらい。


6.真鍮の板(ジョイフル本田・瑞穗店)
0.5mm x 200 x 300mm、1,100円。
※タンドール本体の蓋(円形)、米びつ下の空気孔の蓋、両方に使用。

7.タンドール本体の蓋の取っ手・セラミック製(カインズホーム・昭島店)
500円ぐらい

8.鉄の丸棒(ジョイフル本田・瑞穗店)
※下写真は、購入した2本を2つに等分に切って4本。
径9mm、長さ91センチ、単価176円が2本で、352円。


ここまでの合計が、

11,978円也。

その他、以下のもの。私の場合、たまたま自宅に残ってたんだが、使った材料として、

9.耐火モルタル
数年前だったので値段は忘れたが、ジョイフル本田・瑞穗店で買ったのが、25kg入りでだいたい三千数百円だった気がする。でもさっきネットでみたら、モノタロウで4kg入りが、1,580円っていうのがあった。使うのもちょうど4kgぐらいと思うので、ここでの費用計算上は、1,580円とします。

10.ステンレス製の針金(太め)
※下は、ステンレス針金を使った完成写真。
「5.ダッチオーブン用ロストル底網」に加える分。これは500円とします。


もちろん、グラインダーなど電動工具や諸々の道具を使うけど、それは計算に入れません。
9番と10番を含めて、「米びつコース」と称します。その合計は、

14,058円也。・・・・米びつコース

節約するのであれば、米びつ(5,950円)をペール缶(1,350円・ジョイフル本田)に。重さも、たぶん2〜3kgは軽くなるはず。ペール缶にすると、バーミキュライトは1袋で十分。また、耐火モルタルの使用量も半分ぐらいになると思うが、この場はペール缶とバーミキュライトで安くなる差額5,098円だけを反映させて、「ペール缶コース」と称します。改めて、その合計は、

8,960円也。・・・・ペール缶コース

と、グッとお安くなります。
こうして、金額を具体的に示すと、少し実感が湧くような気がするが、あとは耐用年数ですな。私の感覚では、10年20年使えそうな気分でいるが。

また、前にも書いたが、施工を簡単にするなら、空気孔を作らないこと。そうすれば、比較的デリケートな作業の植木鉢の穴開けと空気孔のトンネル作りをしないで済む。ただし、空気孔ナシはアリより温度は高くはならないだろう。ただ、タンドールとして使えはするんじゃないかとは思う。

七輪は、料理用コンロとして、すばらしい発明だとかねがね思っているが、窯としては、このタンドールもすばらしい発明だと思う。どちらも燃費・熱効率という意味だ。

世間一般的には、4人家族にひとつのタンドールはあり得ないと思われているだろうが、「そんなことはありません」とは言いたい。ただ、「小さいタンドール」という発想がないだけなんじゃなかろうか。インドのような大陸ではあり得ない発想も、もしかしたら、箱庭のような島国日本だからこその発想だったかも知れない。

モバイル・タンドール。どなたか、商品化する方はいませんか?

日本国内でアウトドア用として商品化するのではなく、インド・パキスタンあたりで販売するための商品化・・・・なんて、面白いんじゃなかろうか。販売開始したとたんに一時的にバンバン売れたものの、真似された格安版の登場で、結局うまくいかなかった。なんてシナリオか。でも、インド・パキスタンの人たちに喜ばれれば、それでいいんだけどな。と、妄想は弾む。

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