2018年10月16日火曜日

タンドールへの道・その2(準備編)


先のエントリで、小さな家庭用のタンドール(窯)を作る気になった私。その後、構造を考えたり、ネットで実際に作った方のサイトを見たり、材料を見繕いにホームセンターへ行ったりの一週間を過ごした後、大まかな材料を入手した。それが上の写真。(写真をクリックすると拡大されます) きょうは、材料の準備編です。

主たる材料は、タンドール本体とその入れ物(ケース)。

まず、タンドール本体に選んだのは、下記。

テラコッタ鉢(カインズホーム・昭島店)
直径270mm・高さ180mm、1,080円/個(タイ製)

最初のイメージでは、この鉢の倍程の大きさで、肩のある壺のような形を逆さにして使うことを想像したのだが、その形のものがなかった。その後、ネットを見ると、普通の和風の植木鉢を2つ合わせて作っている方がいらした。そのアイデアを拝借し、2つ合わせることを想定して改めて探したところ、この鉢を見つけた。下は、2つ合わせたところ。これがホントの鉢合わせ。(ウソです)


普通の和風の鉢は斜めの側面が直線だが、ご覧のとおり、この鉢はややカーブしている。和風の鉢より値は張るが、このカーブがちょうどよさそうに思えて、これを選んだ。もちろん、この後の入れ物のサイズとも考え合わせて。

次に、タンドールの入れ物。

米びつ(ジョイフル本田・瑞穗店)
直径370mm・高さ(内側)390mm、5,950円

最初に思いついたのは、ペール缶だった。ジョイフル本田で、新品のペール缶が単品が売ってたので(1,350円)、ほとんどそれを買うつもりになっていたが、レジへ向かう途中で、この米びつを見つけてしまった。ペール缶よりずいぶん値が張るが、やや太い(直径が長い)形が気に入った。ペール缶の直径は、先のテラコッタ鉢がギリギリ入るか入らないかだったが(入らなければ鉢を削って入れようと思っていた)、この米びつなら、鉢の一番太いところで周囲に5cm程の余裕があった。値段の差もあり、さんざん悩んだが、熱を保つことを考えると、5cmぐらいあった方がいいと考え、こっちに切り替えた。冒頭の写真では蓋がないが、木製の取っ手が付いた蓋付き。

下は、2つ合わせたテラコッタ鉢をこの入れ物に入れてみたところ。だいたいこんなのになる感じ。米びつの上端より鉢の上端の方が3cm程低い。


それで、この隙間を埋める材料として、

バーミキュライト(カインズホーム・昭島店)
18L、498円

あと、

フルイ(金網)中目(ジョイフル本田・瑞穗店)
直径20cm、198円

これは、下の写真ように置いて、ロストルに。華奢なところが気がかりだけど、網目のサイズのちょうどよさに惹かれた。また壊れても、200円なら交換しやすいと思って気軽に買ったのだが、よくよく考えると問題があった。


焼く材料を出し入れするタンドール上部の口を、鉢の底だけを抜いたサイズにすると、このフルイが入らなくなることだ。買って帰宅してから気がついた、マヌケな私。出し入れ可能な範囲で口はすぼんでいた方が熱効率がいい。壊れたフルイを取り出すには、折りたためばいいが、新しいフルイはそのままでは中に入らない。井伏鱒二「山椒魚」の逆状態。少し曲げて入れて、中で平らに直せるかなぁ。一方、しっかりした作りのものなら、ダッチオーブン用の底網(500円ぐらい)っていうのがあった。これは焼く材料をのせるためのものなので、炭をのせるには網目が広すぎと思った。太めの針金で網目を追加する必要がある。気軽に安い方のフルイを買ったが、どっちにするかは未だ懸案事項なり。

それと、

真鍮の板(ジョイフル本田・瑞穗店)
0.5mm x 200 x 300mm、1,100円

これは、タンドール自体の蓋とタンドール底部の空気孔の扉になる予定。

その他、冒頭の写真にないものとして、耐火モルタル。これは、以前ピザ窯を作ったときの余りが数キロあるので、それを使う。(数年前にジョイフル本田・瑞穗店で買ったものだが、1袋、20kgか25kgぐらいで3,500円ぐらいしたように思う)

これでほぼ材料は揃ったのだが、果たしてどうなることやら。具体的な材料を目の前にして、細かなところを詰めて考えないとならない。特に、タンドール底部のロストルから空気孔をどう作るか、かな。

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