2019年2月19日火曜日

ドブロクの泡切り装置


先週、自転車をこぎながら、近所の公園の梅の香りを嗅いだせいか、春が何となく近づいてきたような気がする今日この頃。今年は1月末にドブロクを仕込んだ。

何度もこのブログで書いてるが、夏の一番暑いとき、梅干しを干し、冬の一番寒いとき、ドブロクを仕込む。うだるような暑さの下、「この暑さだからこそ、梅干しがよく乾く」。そして、冷え込む1月〜2月に、「この寒さだからこそ、低温でドブロクが仕込める」。こう思うことで、暑さと寒さに向き合える私です。

ということで、今はドブロク仕込みの真っ最中。もう十数年、毎冬一回ドブロクを仕込んでいるが、毎回変えていることがある。原材料を固定して、仕込み方を変えてみたり、仕込み方を固定して、原材料を変えてみたり。今年は、主に後者で、仕込み方を去年と同じにして、原材料を変えてみた。去年まで3年連続して使っていた米(イセヒカリ)の生産者さん(農家)が栽培を止めてしまい、入手出来なくなってしまったためだ。イセヒカリは、何となく酒米に近い感じ(デンプン質が多い)がしてたので、ちょっと残念だが、その分、今年は精米歩合を83%から80%に上げてみた。

さて、このエントリでは、タイトルにもしている「ドブロクの泡切り装置」について。

ドブロクを仕込む私たち素人には共通した悩みがいくつかあると思う。原材料から温度(室温)調整などいろいろある中で、泡対策もあるんではなかろうか。発酵が進んでくると、米のデンプンが麹の酵素によって糖化された糖を、酵母がアルコールと炭酸ガスにする。モロミは多少の粘性があるので、炭酸ガスが出ると泡が水面にボコボコ出来る。それが続くと、泡が積み重なっていき、仕込んでいる瓶からあふれ出る。一日中、面倒をみれれば(2〜3時間に一度など)、その都度泡を切って、あふれ出るのを防げるが、現実はそうはいかない。

ちなみに去年までは、泡立ってきたところで、8割方入っていた瓶の3分の1ぐらいを別の一回り小さい瓶に移した。これで、2つの瓶にモロミが、半分ぐらいずつ入った状態になり、朝夕一度ずつ。瓶の中で立った泡を切れば、あふれ出なくなる。これでいいと言えばいいのだが、狭い我が家で瓶2つは場所をとるし、一番気になったのが、2つの瓶で、若干味が変わることだ。だいたい大きい方がおいしい。モロミの瓶(容器)は量が多い方が、気温の変化による温度の上がり下がりの幅が小さくなるため、発酵が安定するんではなかろうか。二つの瓶の味の違いは、それが原因なのではないかと思っている。だから、出来たら、最後までひとつの瓶で仕込みたーい。

何とか最後までひとつの瓶で仕込めないものか?

私は、20年ぐらい前に酒蔵さん(千葉・寺田本家)へ見学に行ったときのことを思い出した。モロミが入った大きな丸いタンクには、その中心の上にモーターが据え付けてあって、それを軸に半径の線に付いた羽が、水面スレスレのところをグルグル回っていた。少しでも泡が立ってくると、その羽が泡を切る。切り続ける。その後、直接目にはしていないものの、どうも他の酒蔵さんも、これと同じような装置を使っていることも知った。

この十数年の間、私は瓶を移す度に、「あー、こんなのがあったら、便利だなー」と思っていたのだが、今年1月に、「よーし、作っちゃえばいいんだ」と思い立った。実は、「こんなのがあったら、便利だなー」というとき、「それなら作ればいい」という発想をいつもしていた知人が、1月に亡くなった。十数年間、知識としては知っていながらも、今年、私が具体的な行動を伴う発想をしたのは、草葉の陰で彼が私の背中を押してくれたからだと思っている。そして、簡単な設計図のメモでイメージを作った後、ジョイフル本田へと向かった。

そして、出来たのが、コレ。回転してます。(金ちゃ〜ん、出来たよ〜)
十字に組んだ胴縁の中心に穴を空け、その穴にモーターの軸を通してある。胴縁の裏にビスをもんで、瓶に固定した。



中心にあるこのモーター(1分間に60回転)が1,814円(税抜き)とやや高価ながら、費用は3,000円には収まった。


私は大工仕事は好きなのだが(これも故知人の影響大)、こうして動くモノをあまり作ったことがなかったので、やや不安だったが、何度か調整を繰り返しているうちに、水面から1センチぐらいの高さを羽が回るようになった。だいたいこういうのはそうなんだけど、次に作ることがもしあれば、もっと上手に作れる気がする。いい経験になった。先の動画では、泡を切ってる様子までは分からないので、モーターのスイッチを止めて撮った写真が下。


子ども用の定規を流用した羽、それをバルサ材で固定しネジ留めしている。黒い部分は薄く柔らかいシリコンゴムのシート。ポイントは、モーターの軸が空回りしないようにすること、バルサ材を含めた羽が水面と平行の状態をキープしないとならないことなど。この羽はおよそ半径になってるが、平行状態をキープするには、直径にした方がバランスを取りやすかったな。それは来年の検討要素だ。

で、この羽にモロミが付いている。1周1秒の速さで回っているので、泡を切る瞬間はよーく観察しないと分からないが、泡が羽の高さに至った瞬間に切ってくれている。また、これは3日前のこと。今はもっと活発に泡立っているので、羽に付着するモロミの量が増えているが、今のところ順調。このドブロクは、あと一週間から10日ぐらいで完成なのだけど、まずは何とかそれまで壊れないでくれたら嬉しい。そして、来年以降も使えたら、もっと嬉しい。

素人の私でも、こんな装置作れちゃうんだよ(だから、貴方も・・・・)、ということを言いたいのだが、実は、先週末、ドブロク仲間にこの話をしたら、「もっと簡単な方法があるよ」と教えてくれた。それは、例えば、下水道に使う塩ビ管のぶっ太いの、または、空調や排気に使うダクトなど、太い筒状のもので、ドブロクを仕込んでいる瓶の口の径と同じぐらいの筒を瓶のフチにのせる(出来たら落ちない程度にちょっと内側に)。瓶のサイズにもよるが、私のように擦り切れ10リットルぐらいの容量だと、高さは20〜30センチぐらいか。これ以上説明は不要かも知れないが、これで、泡が積み重なっても筒の高さ分はこぼれない。私は実際にやってはいないので想像だが、気になるのは、瓶の口と筒の接合部分かな。ここがズレたらもちろん、隙間があると漏れるかも知れない。でも、モーター式泡切り装置より、ずっと簡単だ。

最後にひとこと。

これも以前書いたが、私が毎冬ドブロクを仕込むのは、自分で作ると(気のせいか)いくらかおいしく感じるから・・・・、というだけではない。それよりずっと大きな理由がある。私が、毎年必ず、原材料や仕込み方の何かを変えるのは、「少しでもおいしくするには」とそれなりに考え試みているからだ。その冬に完成すると、「次は、どうしよう」と考え始める。これを繰り返していると、市販されている(プロの酒蔵さんが作った)おいしいお酒を飲んだとき、私は「この味はどうしてこうなっているんだろう?」と具体的に考える。そして、自然とその酒蔵さんへ思いを馳せることになる。酒好きの私にとって、下手なりに毎冬ドブロクを仕込むのは、それによっておいしいお酒への尊敬・感謝の念がより深くなると感じ、それを心地よく思っているからなのです。

2019年2月6日水曜日

「半生(はんなま)白菜キムチ」のおいしさ


おそらく30年も前のこと。ある韓国人の演歌歌手(女性)が、日本のコンサートホールでたくさんの観客を前に歌っている姿が、日本のテレビで放映されていた。数曲歌った後、流ちょうな日本語で、「日本の歌はワサビの味、韓国の歌は唐辛子の味。ワサビはツンと辛い。そして韓国の唐辛子は甘いのよ〜。本当よ」と語っていた。

その後、韓国の唐辛子がある度に、私は味見するのがクセになった。韓国の唐辛子は、総じて日本の唐辛子より辛くない。そして、その抑えられた辛さの奥にあるほんのりとした「甘さ」。それを感じる度に、彼女が言ってた「甘いのよ〜」を思い出す。

今や白菜キムチは、季節を問わず、日本のどこのスーパーでもある。そんな普通に市販されている白菜キムチを食べると、辛さはもちろんながら、甘味が結構ある。でもこの甘さは「辛さの奥にあるほんのりとした甘さ」ではなく、砂糖などの強い甘味だ。また、化学調味料らしき旨味も強い。これでは、あの演歌歌手が語っていた「甘いのよ〜」を、なかなか感じることが出来ない。

さてさて、私は「カンホアの塩」を作っているのだが、3種類ある「カンホアの塩」の中に、【結晶のまま】というのがある。天日で作っているので、海水を濃縮する温度は最高で40℃ぐらい。このぐらいだと、塩がゆっくりと結晶するので、その間に粒が育って、結晶の粒が大きくなる。大きいのだと4〜5mm。その粒のままが【結晶のまま】なので、これは「カンホアの塩」の原型に当たる。自然に結晶した立方体の粒を、私は美しいとさえ思う。ただし、このままだと溶けにくい。だから、ほとんどは【結晶のまま】の粒を石臼で挽いて、粒の小さな【石臼挽き】というのになっている。

需要からすると、溶けにくい【結晶のまま】は商品にしなくてもいいのだけど、私としてはどうしてもこの結晶の姿を見てもらいたくて、【結晶のまま】を商品としてデビューさせている。そしてこの【結晶のまま】が、ほんのりとした甘さの日本の白菜キムチに出会った。新潟の農家、「ひかり畑」が作る白菜キムチ(ひかり母さんが育てたキムチ)だ。


日本の白菜の塩漬けは、葉の隙間まで塩をして重〜い重石をのせてしっかり漬け込むが、この白菜キムチは、半生(はんなま)な漬かり具合で届く。私の感覚では、「浅漬け」よりも「半生(はんなま)」という表現がふさわしい、いわば半サラダ感覚で、歯ごたえが実にいい。ひかり畑さんが自分たちで育てた食感のいいキムチ用の白菜が使われている点も見過ごせない。この白菜キムチに、溶けにくい「カンホアの塩」の【結晶のまま】が使われている。大粒の【結晶のまま】は溶けにくいが、その溶けにくさが故に浸透圧がゆっくり進み、半生状態で仕上がる。陰ながら、これもこの歯ごたえに繋がっている。

そして、肝心な原材料は以下のとおり。


和梨の柔らかい甘さと香りに、魚醤・アミエビ・煮干し・昆布などの旨味。玉ねぎ・にんにく・しょうが・小麦粉・砂糖・ねぎ。砂糖も入っているが、(多い順の原材料で)塩の前なのでかなり少量だ。砂糖の強い甘味や化学調味料の強い旨味とは無縁の白菜キムチ。

辛さをベースに、様々な柔らかい味が互いを尊重し合いながら、一体となっている。特に、和梨の柔らかな甘みと唐辛子の「辛さの奥にあるほんのりとした甘さ」のハーモニー。そして、抑えの効いた複雑な旨味。こういう味でないと、「カンホアの塩」の味も活きてこない。この白菜キムチを、半生の食感でバリバリ食らう。

それにしても、この半生の食感。本場、韓国ではどうなっているのか?
ひかり畑さんの話だと、

「家庭のキムチは年に1度、1年分のキムチを漬けるため、白菜の半生感はあまりなく、塩も少しキツメに漬けているのですが、韓国の食堂のキムチは、日々漬けているので塩味も少なく半生状態でのキムチを食べる事ができます」

ひかり畑さんは、この食堂のキムチを目指している。そして、この手の白菜キムチは、日々半生状態で旬の白菜を漬けることが出来る、この短い時期ならではのものであり、さらに漬かり始めだからこその食感なのだ。

さて、届いて短い間だけのシャキシャキの白菜キムチ。数日たった今は、少しずつポリ袋の中で漬かりが進んでいる。もう少しすると、乳酸発酵の酸味も出てくるだろう。しっかり漬かったタイプが好みの方は、冷蔵庫の中で好みの頃合いまで寝かせたらいい。こうして、届いた当初はシャキシャキの食感と酸味が出てない味を楽しみ、その後は、すこしづ進んでいく食感と味を楽しむ。漬物は生き物のよう。この白菜キムチの第二幕も楽しみだ。

「ひかり畑」さんのサイトはコチラ。
http://hikaribatake.com/

備考:私がこのサイト内の通販ページで白菜キムチ1kgを3個注文した際、送料が3倍になってカウントされました。でも、過剰分は後から返金されたので、念のため。webのシステムはややこしいからね。詳しくは、ひかり畑さんへ直接問合せてください。

2019年1月25日金曜日

VARよりベトナム代表


昨日の試合での日本のスタメン、私の予想はすっかり外れて、出場停止のFW武藤以外、サウジ戦と同じ。これは、次戦の出場停止のリスクをあえて負った森保監督の「走れるところまで、トップスピードで走るぞ」というメッセージに映った。しかし、終わってみれば、私にとっては、日本が勝ったというよりは、ベトナムが負けちゃった試合だった。つまりは、ちょっと残念。

ベトナムはGKを含めよく守った。そして、日本より、がむしゃらによく動いた。いくつかの思い切ったミドルシュートもよかった。前半、日本のGK権田とDF吉田の連携ミスによるベトナムの大チャンス。そこで、ベトナムは点を取れなかった。あれが痛かった。ああいう相手のミスから点を取れると、日本側の心理的なダメージも大きかったと思う。そして、最後は、やや動きが鈍くなっちゃったかな。日本には「固く勝ち切る」感覚があったろうから、日本としては、「うまくいった」ともとれるが、そんな日本に対してのベトナムチームの、がむしゃらなプレー。よかったな。

思い出すのは数年前。たしかザッケローニ監督の日本代表が、国立競技場でベトナム代表と親善試合を行ったことがあった。スコアは、1-0で日本だったが、あのときのベトナム代表もよかった。あのときは、昨日の試合ほどベトナムにチャンスはなかったと思うが、チーム全体で献身的に本当によく動くチームだった。その延長線上に今回のベトナム代表があるようにも映った。

それにしても、結果的にVARで勝負が決まっちゃったのは、何かスッキリしない。特に堂安へのファウルの際、レフリーはいったん流していて、しばらくした後にVAR。流さず、すぐさま笛吹いてVARならもっとスッキリしていたように思うのだが。レフリーも人間なので、迷うことはあろうが・・・・。よく片方にPKが与えられると、その後レフリーは他方へPKを与えやすくなると言われるが、それと似た力学がここでも働いたようにも思うのは穿った見方か。

ところで、吉田の幻ゴールのとき、ベトナム選手は誰一人ハンドをアピールしてなかったのではないか。また、堂安が倒れたとき、堂安はそれほど相手のファウルをアピールしていなかった。(少しはしていたが、決して見苦しいほどではなかった) これらは、両チームともにスマートで、とてもよかった。

冒頭は、今朝のホーチミン市発行の新聞の二紙の一面。

左の見出しは、「最後の1分までの献身」。
右は、「戦い終わって、上を向こう」。

真っ直ぐに、ベトナム代表の健闘を讃えている。ベトナム国民全体として「大健闘」という評価なんだと思う。『次はワールドカップ初出場だぁ〜』と、今頃ベトナムではなってるに違いない。

日本は優勝まであと二つ。次はイラン。中3日で、こっからイエロー累積が消えることもあるから、激しい試合になりそうだ。日本には、ベトナムのためにも、優勝してもらおうじゃないか。

2019年1月24日木曜日

きょう夢の対決、ベトナムvs.日本

『ベトナムのサプライズを待っている』
いよいよ、日本時間で今夜、ベトナム対日本。私にとっては、夢の対決だぁ〜。

もう20年通い続けているベトナム。通い始めた頃、ベトナムの人たちは「何とかタイぐらい強くなれないかなー」と思っていた。ベトナム戦争終戦は1975年。南ベトナム・アメリカ側だったタイは、その戦争で潤った。だから、ベトナム人にとって、「東南アジアの雄」とも呼ばれるタイの経済発展を見る目は、日本人とは違う。「何とかタイぐらい強くなれないかなー」という思いも、そう単純なものではない。それが、今回のアジアカップという公式戦では、タイも残れなかった準々決勝まで進んだ。そして、今やワールドカップ常連国の日本と当たる。この1〜2年でグッと強くなったベトナム代表は、何しろ選手が若い。そして、勢いがある。去年8月、アジア競技大会では、このベトナム代表チームは、U-23の日本代表に1-0で勝っている。無論、パク・ハンソ監督の指揮・采配も大きい。彼は日韓ワールドカップ、ベスト4の韓国代表監督ヒディング氏の下でコーチをしていた。現役時代は、木村和司氏いわく、「よく動く選手だった」。

この10〜20年のベトナムの経済発展もスゴイ。10年ぐらい前、建設ラッシュの町中を歩いていて、ふと私の幼少時代(1960年代)の東京下町を思い出すことがあったが、今はもうそれをすっかり通り越している。ベトナムの人たちもそれは自覚していて、その勢いと今のベトナム代表チームの勢いを重ねてみてる人がたくさんいると思う。

ちなみに、ベトナムのサッカー観戦の熱は、日本の比ではない。例えば、特にサッカー好きでもない「カンホアの塩」の現地担当者でも、プレミア・リーグの首位は今どのチームかを知っているぐらいだ。そのベトナムにとって、いよいよ自国の代表チームが、アジアカップという公式戦で強敵ヨルダンを圧倒しながら、PKで勝っての準々決勝なのだから、もー、並大抵の盛り上がりではない。これで日本に勝ちでもしたら、国中、狂喜乱舞となるのはいいが、怪我人が出やしないかと心配になるぐらいだ。

周りの人から私は、「どっちを応援するの?」ときかれる。が、どうしても私には「どっち」というふうには思えない。日本代表にも愛着はあるものの、国民の期待を背にがむしゃらに頑張ってる若いベトナム代表も応援している。私にとって、この準々決勝はまさに夢の対決であり、何年先までも語り草になるようないい試合をしてもらいたいと、心底思っている。

さて、きょうの試合、ベトナムは中3日、日本は中2日で迎える。ベトナムは中3日とは言え、日曜日に延長含め120分やっている。しかし、選手のほとんどが20歳前後と若いので、回復力は日本より上だろう。一方、日本も、月曜日のサウジ戦ではかなり消耗したはずだ。その消耗と、イエローもらってる選手が何人かいるせいで、スタメンの半分は、サウジ戦から変わるんじゃなかろうか。日本はベトナムに勝つと次はイラン・中国の勝者だが、日本はそこまで考慮する気がする。若いベトナムは、怪我のない限り、前戦のメンバーがそのままスタメンなのではなかろうか。セットプレーで1点取られたものの、守備はとても安定してした。詳しくはないが、ヨルダン戦はベストメンバーだったはずだし、私の勝手な印象として、リザーブの選手を含めたスタメンのバリエーションまでの余裕はないのではなかろうか。

ベトナムからすると、1-0で勝つか、延長含め0-0または1-1でPK戦に持込みたい。ヨルダン戦のように5バックで守りに守って、何とか取った虎の子の1点を死守する。それはまるで月曜日、日本がサウジの攻撃を守りに守り切ったように。また、ベトナムはヨルダン戦、20〜30メートルから果敢にミドルシュートを何本も打っていたが、あれは日本の脅威になろう。ただちょっと気になるのは、ベトナムの若さがマイナスに働くことだ。例えば、前半にベトナムが先取点を取ると、残り時間たっぷりの中、若い選手たちが「勝てるぞ」と思っちゃったりすると、油断に繋がる。これはまるで、先のワールドカップのベルギー戦の日本のように。だから、理想を言えば、ベトナムは前半は0-0で折り返し、後半、それも残り僅かの時間帯に1点とれたらベストだ。0-0で終盤を迎えると、日本の方は焦ってくる。そこにベトナムのチャンスがあるかも知れない。そしてPK戦になれば、前戦でも勝ってるし、今の勢いのあるチームにとっては、イケイケの雰囲気になるだろう。

逆に、そんなシナリオにはしたくない日本からすると、なるべく早い時間に先取点を取りたい。もしも先取点を取って、1-0で後半20分もすると、攻めるしかなくなったベトナム・ディフェンスの裏狙いやカウンターで、日本はダメ押しの2点目を狙う。高さで劣るベトナムには、セットプレーは大事だ。また、サウジ戦から半分スタメンが変わると、攻撃の起点は誰になるだろう? 試合の流れが攻撃的になると、柴崎あたりが少し前気味になりながら絡んでくるか。

まずは立上り、絶対に先取点を与えたくないベトナムが、どのくらい守備的に入るかが最初の見どころだ。ヨルダン戦では、そんなに守備的ではなかったので、きょうもそんなに守備的にはならない思うのだが。日本に対しての戦術もあろうが、ベトナムには、いつもの自分たちのプレーを思い切ってしてもらいたい。その上で、前半0-0で終わると、若くて勢いのあるベトナムは、試合の中で、益々自信を深めながらプレー出来るだろう。そして、後半勝負。結果として、PK戦になったら、精神的にはベトナム有利と思う。そんなベトナムに対して、果たして日本は、先取点を取れるか?

日本時間きょう22時キックオフ。この夢の対決が待ち遠しい。

2018年11月19日月曜日

タンドールへの道・その10(終わりに)


 先週の金曜日、近くまで行ったこともあり、ランチしに立川のムガルキッチンを再訪。「タンドールへの道・その1」でも書いたように、今回、モバイル・タンドールを作るにあたり、タンドールを見学させてもらったレストランだ。金曜日は、バイキング・スタイルとのことで(1,080円)、カウンターに白飯から3種類のカレー、スイーツまでがずらりと並んでいる。12時まで20分ぐらいあったせいか、客は私一人。ちょうどいいと思って、話かけた。

「こないだ、1〜2ヶ月前、タンドールを見せてもらった者ですが・・・・」

「あー、ナンね。もう少し待って」

「・・・・そうですか。えーと、1ヶ月前、私、キッチンの中に入れてもらって、タンドールを見せてもらったんですが・・・・」

「あー、タンドリーチキンね。もーちょっと待ってねー」

バイキング・スタイルのランチ時間が、まだ始まったばかりのタイミング。焼きたてがおいしい、ナンやタンドリーチキンは、最後にバイキング皿にのせるようで、私が催促してると解釈されたようだった。私が期待したように「あ〜、あのときの人ね」とはなかなかならず、料理中でもあるし仕方ない。入店後、私はすぐにタンドールに目が行ったが、やはり「巾着パンチ」が脇にあった。直径20〜25センチぐらいか。タンドールが大きい→ナンも大きい→「巾着パンチ」も大きい。

バイキングの料理を皿にとり、テーブルについて食べ始めた。やはり、ここの料理はおいしい。味付けや料理法に感じるデリカシー。3種類のカレーは各々特徴があって、何気に切られているチキンや野菜(ナス・じゃがいも)の大きさもちょうどいい。町中にインド料理店は増えたが、よくある店とは一線を画している。スイーツも食べ終わった頃、ナンやタンドリーチキンを出し終えたシェフのお兄さんが話しかけてきた。

「あー、思い出した。あなた、来たよね。きょうも来てくれてありがと」

「あー、思い出してくれましたか。よかったー。あのときは、タンドールを見せてくれて、ありがとうございました。近くで見せてもらったおかげで、私、このぐらいの小さいのですが、タンドールを作りました。それに、ここの料理をまた食べられて嬉しいです。とてもおいしい」

「そーですか」

と、微笑んでくれた。ただ、「私がタンドールを作った」ということについて、彼はピンと来てない様子。いくらモバイルだからと言って、ここへ持ってくるまでもないので、まあ仕方がない。最初は諦めかけたが、思い出してもらったおかげで、お礼も言えて、私個人的にはホッとした。

会計を済ました後、カウンター越しにキッチン内のタンドールの写真を撮らせてもらった。それが冒頭の写真。下の開閉式の空気孔も見える。「巾着パンチ」がタンドール左側に置いてある。お客さんも私の他に一人だったので、気になってたことをきいてみた。

「ナンを焼く前、脂を手に塗りますか?」

「ん〜、そうね」

「(打ち粉の)粉は?」

「粉、付けるよ」

「粉を付けると、タンドールから剥がれませんか?」

「そう、だから粉は片面だけ、ほんのちょっとね」

ちなみに、バイキングに出ていたナンは、生地自体に結構脂が含まれている。ナンというよりは、パラータに近い。これだけ脂が入っていれば、生地が手にひっつくようなこともないだろうし、もしかしたら、この脂ゆえに、タンドールから剥がれることもあるかも知れない。さすがにこれ以上詳しくはきけなかったが、2〜3ヶ月、彼に付いて研修(修業)させてもらえたら、きっと面白いだろうななどと、ふと思ったりもする。

また、上の写真は、シークを撮った。十数本が、換気扇のフード(向こう側)のフチに掛けてある。シークの片方の先っちょは、私がやったように尖らせてあるが、逆側は、「J」を逆さにした形に曲げてある。焼き上がったチキンが刺さったシークをタンドールから出すと、最初に「J」字の箇所を流水で冷やした後、換気扇のフード(手前側)に掛けた状態で、チキンを抜き取っていた。なるほど、これは抜きやすい。また、シークの太さは、私が作ったシーク(9mm)よりやや細かった。たぶん5〜6mmほど。

ところで、今さらながら、「タンドール」をwikiってみた。その「起源」の欄には、

タンドールの最古の例は古代インダス文明のハラッパーとモヘンジョ・ダロの遺跡に見られる。・・・(中略)・・・現在の形のタンドールはアフガニスタンで発生し、ムガル帝国のインド征服とともにインドに伝わった。 

とある。この記述を鵜呑みにすると、元々はインダス文明の産物で、インドへはムガル帝国のアーリア人が伝えたということになる。すると、チャパティは、ドラヴィタ文化のものなのか。インド北部からヨーロッパまでの地域の主食は小麦だと思うが、タンドールは現在、インド北部から中東までで使われているらしい。おそらく、タンドール(窯)がアフガニスタンから西に伝わっていく過程で、オーブンという天火の窯に変わっていったのだと思う。トルコあたりでは、普通にオーブン(天火)が使われている。

ところで、wikipedia「タンドール」には、下記のような記述も。

大きさは家庭用の小さなものから、人間の背丈より深い業務用の大きなものまで様々であり、・・・・

おっと、そっかー、「家庭用の小さなもの」もずいぶん昔からあるみたいだ。私が考えるぐらいだから、それもそうだよな。これじゃ、家庭用モバイル型タンドールをインドで販売という私の妄想は、やっぱり妄想に過ぎない。

閑話休題。

気がつけば、「タンドールへの道」のエントリも今回で「その10」を数えてしまった。この間、何度も書いているが、今回タンドールを作って使ってみて、つくづくタンドールってすごいなと思うのは、

「こんなに簡単に作れて、こんなに少ない燃料(炭)で、こんなにもおいしく焼ける」

ということだ。この根本には洗練されたシンプルで素直な構造にある。これが熱効率の良さ、施工のしやすさ、そしておいしさを生んでいる。ハラッパーやモヘンジョ・ダロの時代から今に至るまで、小麦を主食とする地域で使われ続けている理由はここにあると思う。

例えば、数十年前に考案された電子レンジは、百年後に存在しているだろうか? と、ふと想う。電子レンジではなくとも、きっとこれまでの長い間に、いろんな窯が考案されてきたことと思うが、タンドールは今でも使われ続けている。便利なもの、手軽なものはいつの時代でも人気があるのだが、それらとは異なるところで、何千年も役に立ち続けるものもある。ここに私はそこはかとない価値を感じてしまう。

1〜2時間前に点火しておかねばならないタンドールは、1分間のチンよりも時間がかかる。しかし、そのおいしさの違いは言うまでもない。何でもそうだが、おいしさには必要な時間があるものだ。また、分単位の時間に追われる暮らしの方が便利なはずもない。よーく考えてみると、電子レンジよりもタンドールの方が、本当は便利なんじゃないかと思えてくる。こういうものを考え出し、作り使い続けることが、今の私たちに最も必要なことなんじゃないかと、タンドールは私に語りかけているように感じる。

2018年11月16日金曜日

タンドールへの道・その9(お勘定編)

きょうのエントリは、お勘定。

タンドールへの道・その2(準備編)」では、あらかたの部品代を示したが、その時点から材料の変更・追加があったので、きょうのエントリで、最終的な材料の確認とその費用計算をしてみる。これは私にとって、情報の整理という意味もある。改めて、まずは完成品(外観)の写真。ちなみに、この重さ23kg。


米びつの蓋を取ると、
(厳密には、上の写真の収納時、真鍮の蓋は、裏返しで取っ手側は下を向いている)


さらに、真鍮の蓋を取ると、(タンドール底に、底網がチラリと見える)


次に、「タンドールへの道・その2(準備編)」冒頭の写真と重なるが、大ざっぱな材料の写真。この中でフルイの網(右下)は、ダッチオーブン用底網に変更したので、使ってない。


さて、ここからリストアップを始める。大物から書き出します。価格は全て税込み。

1.米びつ(ジョイフル本田・瑞穗店)
直径370mm・高さ(内側)390mm、5,950円。

2.テラコッタ鉢(カインズホーム・昭島店)
直径270mm・高さ180mm(タイ製)、単価1,080円が2個で、2,160円。

3.バーミキュライト(カインズホーム・昭島店)
単価498円(18L)が2袋で、996円。
※3/4袋余り。

4.赤レンガ・はんぺん(カインズホーム・昭島店)
単価105円が4個で、420円。

5.ダッチオーブン用ロストル底網(カインズホーム・昭島店)
※下写真。これにステンレスの針金を足した。
500円ぐらい。


6.真鍮の板(ジョイフル本田・瑞穗店)
0.5mm x 200 x 300mm、1,100円。
※タンドール本体の蓋(円形)、米びつ下の空気孔の蓋、両方に使用。

7.タンドール本体の蓋の取っ手・セラミック製(カインズホーム・昭島店)
500円ぐらい

8.鉄の丸棒(ジョイフル本田・瑞穗店)
※下写真は、購入した2本を2つに等分に切って4本。
径9mm、長さ91センチ、単価176円が2本で、352円。


ここまでの合計が、

11,978円也。

その他、以下のもの。私の場合、たまたま自宅に残ってたんだが、使った材料として、

9.耐火モルタル
数年前だったので値段は忘れたが、ジョイフル本田・瑞穗店で買ったのが、25kg入りでだいたい三千数百円だった気がする。でもさっきネットでみたら、モノタロウで4kg入りが、1,580円っていうのがあった。使うのもちょうど4kgぐらいと思うので、ここでの費用計算上は、1,580円とします。

10.ステンレス製の針金(太め)
※下は、ステンレス針金を使った完成写真。
「5.ダッチオーブン用ロストル底網」に加える分。これは500円とします。


もちろん、グラインダーなど電動工具や諸々の道具を使うけど、それは計算に入れません。
9番と10番を含めて、「米びつコース」と称します。その合計は、

14,058円也。・・・・米びつコース

節約するのであれば、米びつ(5,950円)をペール缶(1,350円・ジョイフル本田)に。重さも、たぶん2〜3kgは軽くなるはず。ペール缶にすると、バーミキュライトは1袋で十分。また、耐火モルタルの使用量も半分ぐらいになると思うが、この場はペール缶とバーミキュライトで安くなる差額5,098円だけを反映させて、「ペール缶コース」と称します。改めて、その合計は、

8,960円也。・・・・ペール缶コース

と、グッとお安くなります。
こうして、金額を具体的に示すと、少し実感が湧くような気がするが、あとは耐用年数ですな。私の感覚では、10年20年使えそうな気分でいるが。

また、前にも書いたが、施工を簡単にするなら、空気孔を作らないこと。そうすれば、比較的デリケートな作業の植木鉢の穴開けと空気孔のトンネル作りをしないで済む。ただし、空気孔ナシはアリより温度は高くはならないだろう。ただ、タンドールとして使えはするんじゃないかとは思う。

七輪は、料理用コンロとして、すばらしい発明だとかねがね思っているが、窯としては、このタンドールもすばらしい発明だと思う。どちらも燃費・熱効率という意味だ。

世間一般的には、4人家族にひとつのタンドールはあり得ないと思われているだろうが、「そんなことはありません」とは言いたい。ただ、「小さいタンドール」という発想がないだけなんじゃなかろうか。インドのような大陸ではあり得ない発想も、もしかしたら、箱庭のような島国日本だからこその発想だったかも知れない。

モバイル・タンドール。どなたか、商品化する方はいませんか?

日本国内でアウトドア用として商品化するのではなく、インド・パキスタンあたりで販売するための商品化・・・・なんて、面白いんじゃなかろうか。販売開始したとたんに一時的にバンバン売れたものの、真似された格安版の登場で、結局うまくいかなかった。なんてシナリオか。でも、インド・パキスタンの人たちに喜ばれれば、それでいいんだけどな。と、妄想は弾む。

2018年11月14日水曜日

タンドールへの道・その8(チャパティ・秋刀魚・手羽先編)

 これまで、「タンドールと言えば、ナンとタンドリーチキン」ということで、まずはそれらを焼いたが、他にもいろいろと試したくなった。そして、チャパティ・秋刀魚・手羽先と焼いてみたので、その報告です。

まずは、チャパティ。「タンドールへの道・その6(ナン)」では、ナンを焼いたが、このタンドールでチャパティを焼くとどうなるか試した。チャパティ用の粉(アタ)は、アメ横・大津屋さんのもの。アタは、全粒粉。おそらくグルテンは中力ぐらい。


で、本来はここで、焼けたチャパティの写真をというところなのだが、撮り忘れちゃった。だけど、うまく焼けましたです。ナンのときも思ったが、思った以上に早く焼ける。したがって、焼き過ぎ注意。ナンは酵母を使って膨らますので、生地を寝かせる時間がかかるが、チャパティは酵母を使わないので、その分お手軽に出来る。また、ナンのときは、手に脂を薄くぬったが、全粒粉で発酵させてないチャパティは、脂をぬらなくても、大ざっぱに生地をのばせた。あと、ナンのときに書きそびれたが、焼き上がってタンドールの内壁から剥がすとき、剥がれにくいときがる。そんなとき、食事用のナイフを使えば、難なく剥がせる。それはチャパティも一緒です。

次に、秋刀魚。シンプルに塩焼き。これは、「タンドールへの道・その1」で書いたように、このモバイル・タンドールを作るキッカケになったのが、タモリ倶楽部だった。タンドールで和の食材をいろいろ焼いて試食してみようという番組内容だったが、タンドールソースに漬かった秋刀魚も焼いていて、それが出演者の評判がとてもよかった。で、私も塩焼きでやってみようと、あいなり、まずは、秋刀魚を2尾、シークに刺す。(ちなみに、その番組で一番好評だったのは、レンコンだったが、レンコンは試していない)


お気づきと思うが、秋刀魚は長い。なので、秋刀魚を丸のまま焼こうとすると、どうしても頭の部分が炭火に近くなってしまう。「タンドールへの道・その7(タンドリーチキン)」で、私は「炭火から10センチは離した方がいいと思う」と書いているが、秋刀魚の長さとタンドールの小ささ故に、秋刀魚の頭が炭火から5センチないぐらいになってしまう。なので、弧を描くように、秋刀魚を曲げてシークに刺した。単純に、秋刀魚を2つに切れば、この問題は解決するが、今回は初めてなので、あえて切らずに丸のまま2尾焼いてみる。頭は食べないので、焦げてもいっかーと思ったこともある。


で、1尾は、焼いてる途中で、頭が切り離されて炭火に落ちた。また、胴体も一部炭火に落下。ただでさえ脂が落ちてモクモクなのに、落下して一層モクモクと煙が立ち上る。慌ててトング型火箸で、取り出す。もう1尾は、頭はコゲコゲなものの、うまく焼けた。慌てたこのときも、焼き上がりの写真はなし。

注意点は、2点だ。

ひとつは、再三書いているように、焼き上がりが思った以上に早いこと。頭が落ちなかった1尾は、落ちる前にと、早めに取り出したのだが、すでにいい具合にふっくら焼けていた。時間にして、5分たったかたたないぐらい。どうも、私の潜在意識に、秋刀魚を七輪で焼く時間感覚があったようで、「まだだろ」と思っていたところ、すでにちょうどよく焼けていたのだった。七輪と違い、タンドールは閉じた空間で焼く。輻射熱も食材全体を覆うのだ。

もうひとつの注意点は、魚の場合、共通していると思う。チキンなど肉の場合、火が取ると身が締まるが、魚の場合は、火が通ると、反対に身がほぐれる。身がほぐれると、シーク(串)から落ちやすくなる。私は、秋刀魚をシークに刺すのに、2箇所を刺した。タモリ倶楽部で焼かれた秋刀魚は、3〜4箇所だった記憶がある。刺す箇所が多い方が落ちにくいだろうから、そこに意味があったのだ。先述のように、秋刀魚を2つに切るのは、半身の分、自重は半分になるが、刺す箇所数は少なくなってしまうので、「どうなるかな?」と思う。または、刺し方を変えて、秋刀魚の芯(背骨)に沿ってブスブスっと刺すと、シークと秋刀魚の身との接着面積が広くなり、落ちにくいかも知れない。でも、身が離れると全部落ちるな。魚のときは、径9ミリのシークではなく、バーベキュー用の細いステンレスの串がいいのかも知れない。

さて、次に手羽先。これもシンプルに塩焼き。


手羽先は、上のように、シーク1本につき2つにした。


手羽先は、もー、とてもコンガリおいしく焼けた。焼きの時間は、他の食材同様、思ったより短いことに変わりなし。私は普段、手羽先を七輪で焼くとき、「なかなか火が通らない食材だな」と思っているのだが、そこはタンドール様。早いです。無論、火加減によりるものの、これも5分かからないぐらいが、ちょうどいい。またまた、焼き上がりの写真はなしです。はい。

以上で、チャパティ・秋刀魚・手羽先をタンドールした報告ですが、火が通っての魚の身離れは、焼く前は思ってもみなかった。タモリ倶楽部で評判だった、レンコンもそのうちと思っているが、焼き芋もいいだろうなーと思っている。安納芋など、火が通ると、トロッとなる芋は、どうなるか。などと考えたりもするが、一通り焼き終わってからも、タンドールの余熱は、芋を焼けるぐらいは十分にある。

あと、タンドールの使い方バリエーションとして、思いついたことをつらつらと下記に。

点火後、タンドールを温めている最中には、ヤカンをのせておけば、湯も沸かせる。シチューなども弱火で加熱出来る、とか。(→ヤカンや鍋の底を蓋替わりにする感じ)

タンドールの蓋の替わりに網をのせれば、弱火の炭焼きが出来る、とか。餅なんかいいかも知れない。(→この間、蓋は全開状態になるが、空気孔をちょっとだけしか開けないことで調整出来れば)

桜のチップを炭火に撒いて蓋をすれば、燻製が出来るんじゃないか。(シークだと、その太さの分、蓋が開いてしまうから、燻製のときはシークに刺すのではなく、細い鉄の棒を口の直径線上に渡らせて、そこに吊した針金の先に素材を引っかける。シーク分、蓋が開いても大丈夫かも知れないが、とか。タンドールにスモーク臭が付いちゃうかな)

などなど、いろいろ思いつく。とまぁこんな風に、私のタンドール・ライフが始まりました。キャンプなど、アウトドアなんかには、確実にいいでしょう。

次のエントリでは、最終的に、使った部品などを整理して、かかった費用の集計をしようと思ってます。