2020年11月25日水曜日

簡単、後処理、銀杏拾い法

 


先週末の土曜日、夜半から朝方まで強い風が吹いてたので、ちょっと暖かくなった9時頃、自宅近所の公園(昭和公園、昭和記念公園ではありません)へ銀杏を拾いに行った。ここはときどき銀杏拾っている人(主に年配の方々)を見かけるところだが、この日は9時頃で一番乗りのようだった。拾い始めたら、たまたま知人が通りがかった。挨拶すると、「銀杏拾いって、拾った後が大変なんだよね〜」と言葉を掛けられ、「いや〜、食べる方が優先ですから」と応答したが、どうも、「銀杏拾い」=「後の処理が大変(臭いし)」という定説がある。でも、そんなことはない。そう自信を持って言える私の「銀杏拾い」から「後処理」までを、きょうは記したい。


まず最初に、タイミングは大事ですね〜。拾われた後に行ったら拾えないので、一番大事かも知れない。当たり前ながら、強風の直後がベスト(強風中でも?)。また、大粒のが望ましいので、どのイチョウの木を選ぶかも大事。銀杏好きの人は、あらかじめ自分の銀杏スポットがいくつかあることだろう。ない人は、「何となくこの公園」とかでなく、「このイチョウの木」とターゲットを絞っておいた方が、効率がいい。いわゆる人気スポットの場合は、競合者も多いので、時間帯も大事になるだろうが、競うのが前提の銀杏拾いは、風情に欠ける。


さて、ターゲットのイチョウの木が定まったところで、実践編。


まずは、持ち物。

ポリ袋2枚(1枚は予備)に、ポリ製手袋。(ゴム手袋でもいいが、ぶかぶかのポリ手袋で十分)


そして、拾い方とその後のこと。

最初に、ポリ手袋をした手で、落ちてる銀杏を拾い、ポリ袋に溜める。ここまでは当たり前だが、ここからがこのエントリのキモだ。


拾い終わったら、その銀杏のイチョウの木の根元近くに、ポリ袋の中の銀杏を、いったん全部山盛りに出す。(水分が多くてドロドロの)外皮は家へ持って帰っても臭うだけ。私は、外皮が土に還って、翌年再びたわわに銀杏の実を付けてくれるよう、その木の根元に置いていく。「土に還す」ことだけを考えれば、根元でなくても、周辺に撒けばいいようなものだが、根元にまとめて置いておけば、マナーとして通りかかった人が踏まずに済むし、「ここの銀杏は、これだけ拾っちゃいましたよ」という、他の銀杏拾い人に知らせるマーキングのように思えるので、そうしている。


さて、外皮と中の種を分けよう。


その外皮の剥がし方だが、ぶどうを食べるときに、皮を指で押して「ピュッ」と中身を出しますね。あれと同じ要領で、銀杏の外皮を指でと押すと、「ピュッ」中身の種が飛び出します。この際、外皮のドロドロのカケラが種に若干残ることもあるが、後で処理するので、このときそれは気にしない。ポリ袋の口をあらかじめ開いて石かなんかで止めておき、その上で、ポリ手袋をした手で、銀杏の種を「ピュッ」とポリ袋に落とす。手に残った外皮は、イチョウの木の根元に置く。これをひと粒ずつ繰り返します。「えー、ひと粒ずつぅ?!」と面倒に感じる人がいるかも知れないが、種は簡単に出るので、200〜300粒ぐらいなら、10分から15分程度で終わる。少し大変ではあるが、これでこの後の処理がグッと楽になる。そして、ポリ袋に溜まった、銀杏の種だけを家へ持って帰る。


そして、家に帰ってからの後処理。


後処理と言っても、ほぼ種を「ピュッ」として、外皮をイチョウの木の根元に置いてきた時点で半分以上は終わっている。家へ持って帰った種の表面は、外皮の液体が付着してベタベタしてるし、先述のように、若干ドロドロのカケラや土も残っているものだ。その種を全部バケツに入れ、種がしっかり浸かるぐらいの水を入れ、棒などでガラガラとかき混ぜる。外皮のドロドロや土が種から離れる。バケツからザルにあける。(このときのザルは、あれば目の粗いザルがいい。私は、土などを篩う篩いを使う。それが冒頭の写真。目が粗いので、ドロドロや土など不純物がザルを通りやすい) ザルの上から水をシャワーしてもいいでしょう。そして、ザルから再びバケツへ。空になったザルにドロドロのカケラが付着していれば、ザルを地面などに叩いて綺麗にする。再度、バケツの種がしっかり浸かるぐらいの水を入れて、棒でかき混ぜる。これを3回ぐらい繰り返すと、簡単に種表面の外皮のベタベタや土が取れて、スベスベの表面になる。そうなったら、広げた新聞紙なんかの上で天日干し。(写真の篩いの網は鉄なのでそのままだとサビが移る) 直射日光の下なら、3時間もあれば乾くだろう。


冒頭の写真、篩いの上の銀杏が、私が今年収穫した量。このぐらいの量だと、自転車で片道5分の公園の往復、銀杏拾いから帰宅後の後処理から新聞紙の上に干すまで、だいたい一時間ぐらいのもの。臭くもならないし、大変なんかじゃぁ〜、ありません。こんなにおいしいのだもの。


それと、銀杏は、翡翠玉のようなうちに食べてしまわないとおいしくないから、正月ぐらいまでに食べきれるぐらいの量を収穫するのがいい。無論、人様に差し上げるのもいいが、たくさん落ちてるからと、欲張って採りすぎると、結局は、拾ったり洗ったりの作業の楽しさが半減してしまう。銀杏は、たくさん食べるもんじゃない。おいしく食べられる量を拾って洗う。そんなささやかな楽しみが毎年ある暮らしが、いいな〜と思うこの頃だ。歳とったかなぁ〜。

2020年11月2日月曜日

塩の保存方法と容器

 

塩を作って販売していると、当然のことながら、作り方の問合せがあります。でも、現実的に問合せで多いのは、塩の保存方法について。飲食店などお店をやってる方から一般家庭の方まで幅広い方々からあります。

そして、塩は腐らないので、保存方法とは、「出来るだけ湿気らない方法は?」ということになります。

結論を言うと、出来るだけ塩を湿気らなくするためには、密封することです。塩は大概、ポリ袋に入っているので、例えば、開封後、その開口部を縛ったり、輪ゴムで止めたり、ガムテープで止めたりなどでもいいでしょうし、密封出来る容器に移し替えるのもいいでしょう。

日本は海に囲まれているせいで、概ね湿気が高い。そしてキッチンは比較的湿気が高いもの。だから、密封しないと、概ね湿気る方向に進みます。湿気てしまったら、乾燥した天気のいい日を選んで、紙の上などで天日に干せば、乾燥する方向に進みます。

私が作る「カンホアの塩」、特に【石臼挽き】は、とても湿気やすい塩です。それは海水に含まれている湿気やすい成分が多く含まれているからです。しかし、その方がおいしい。つまり湿気にくさよりも、味優先で作っているので、どうしても湿気やすいということになってしまいます。このへんの話は、また別の機会に。きょうは、「出来るだけ湿気らない方法は?」について。それも一般家庭で。ということを書きたいと思います。

「出来るだけ湿気らない方法は、密封すること」ではあるものの、一般家庭でも毎日、毎食の食事の料理の際に使うとなると、その度ごとに、その密封を解かなくてはなりません。だから、あんまりしっかりと密封すると、塩は湿気りにくくなるものの、使いにくくもなるというジレンマに陥ります。このへんが、一番のキモですね。つまり、

使いやすくて、密閉性の高い容器はどんなものか?

ということがきょうの話の中心になります。

また、ある程度多い量を引出しや戸棚の奥の方に仕舞っておきつつ、キッチンの取り出しやすいところに、小出しに出しながら使うということにもなりましょう。その場合は、一度に小出しに出す量と仕舞っておく量の、バランスも大事になります。つまりは、その容器のサイズもポイントになります。

さて、理屈はこのへんまでにして、実際に一般家庭である我が家の場合を例にとって、具体的に説明したいと思います。で、冒頭の写真にあるのが、現在我が家で使っている塩の容器2つです。右側の黒いフタのが「カンホアの塩」の【石臼挽き】用。左側が【石窯 焼き塩】用。「カンホアの塩」には、もうひとつ【結晶のまま】というのもありますが、これは使う頻度が低いので、チャック付きスタンドパックに入ったまま引出しの中に仕舞ってあります。フタを取ったところが下の写真です。

最初に(本体の)素材から。

容器本体の素材は、どちらもガラス製。金属類(ステンレス含む)は錆びるので御法度です。ホーローは割れないし、いいと思いますが、ちょっとでも剥げるとそこから錆びます。また、釉薬はガラスのようなものなので、陶器類もいいでしょうが、概してガラスより厚い分、重くなります。素焼きはカッコいいなと、使ったことがありますが、塩分を含んだ水分が徐々に浸透して、1〜2年で突然割れたことがありました。プラスチック類は、錆びないし、形・サイズは豊富だし、密封もしやすく、安価なのでいいのですが、どうしてもプラスチック臭がするので、避けてます。塩は他に類を見ない、無臭の食品なので、臭いは目立ちます。それはポリ袋も一緒なので、出来たら買ってきたポリ袋入りの塩は、ガラス製などの容器に移すのがオススメです。

次に容量。

写真の容器の容量(入る塩の量)は、【石臼挽き】用が200gほど(よく見ると容器に「200」の文字あり)。【石窯 焼き塩】用が50gほど。容量は、用途とも関係するので、少し用途の話を絡めます。【石臼挽き】は主に溶かして使う用で、用途が広い。一方、【石窯 焼き塩】は、振り塩用で、【石臼挽き】ほど使いませんが、食卓にもときどき持っていく。200gと50gですが、使い切るのはどちらも1〜2週間。したがって、1〜2週間おきに、容器は空になり、洗って乾かしてから、新たに容器に補充しています。「カンホアの塩」は、【石臼挽き】が500g入り、【石窯 焼き塩】が100g入りを使うので、どちらも一ヶ月足らずでひと袋を使い切ることになります。容器に補充をスタンバってる【石臼挽き】500gは、開封部をたたんで輪ゴムで止め、【石窯 焼き塩】100g(ジッパー付きスタンドパック入り)は、ジッパーを閉めて、引出しに仕舞ってあります。無論、容器が大きければ大きいほど、塩は湿気りやすくなりがち。とは言え、あんまり頻繁に補充するのも面倒なもの。そこをどう折り合いをつけていくかがポイントですね。そのためには、その人(その家庭)が日々使う塩の量を大ざっぱに把握することが大切です。

もちろん、多く使うときは例外で、【石臼挽き】は、梅干し・味噌含め漬物などのとき、また【石窯 焼き塩】は、数人以上のバーベキューなどのとき。そういうときは、「カンホアの塩」の袋から直接使います。

そして、とても大事な容器のフタ。

フタは、極めて重要です。先述のとおり、「開け閉めのしやすさ」と「気密性」に直接影響しますし、そのバランスが大事です。大概、「開け閉めしやすい」は「気密性」に欠けることが多いので、この2点は反駁した要素です。だから現実的に、普段使いでストレスのない「開け閉めのしやすさ」と、一定以上の「気密性」を求めることになります。このへんは、その人の使う量・頻度と、個人的な感覚になります。

フタについて、より具体的に。まずは、写真の【石臼挽き】用から。

この黒いフタは、写真では分かりませんが、実はシリコン製で、フニャフニャ。(白いフタのもあります) だから、開け閉めがとっても楽チン。これを購入した雑貨店の人の話では、手の力が弱くなった高齢者向けの商品とのこと。いやいや、開け閉めにストレスが全くないと言っていいほどのフタなので、手の力がある人にとっても、すばらしい商品だと思います。シリコンなので、プラスチックのような臭いもないし、パッキンほどではないにしろ、気密性も欲しい以上はある。容量も含め、私は大変気に入っています。フタのウラを見ると、「MEISTER HAND」となってます。

次に【石窯 焼き塩】用。

このガラス製のフタには、ポリのパッキンが付いてます。【石臼挽き】は、元々ある程度湿気がありますが(水分約6%)、【石窯 焼き塩】はほとんど水分がなく(水分1%以下)サラサラ。振り塩用なので、【石臼挽き】よりも、湿気させたくない。なので、ポリのパッキン付きを使っています。実は、この容器、200円ぐらい。百均ではないのですが、ちょっとシャレオツな雑貨屋さんで見つけました。パッキンがやや粗悪なのだけど、その粗悪さがちょどよく、開け閉めがしやすくて気に入っています。

最後に形。

一度に使う量が多い【石臼挽き】の口は広い。直径8cmほど。これだと、一度に5本の指が入って、ひとつまみ(一握り?)で多くも取れます。一方、【石窯 焼き塩】の口は、直径4.5cm。これだと、5本の指は入りませんが、親指と人差し指だけなら十分に入ります。私は男性で、手は大きい方ですが入ります。【石窯 焼き塩】は振り塩用なので、少量ずつ使うことが多く、このぐらいがちょうどいい。たくさん振り塩をするときは、容器を傾け、手の平にワッと出して使えばいいだけ。【石窯 焼き塩】はサラサラなので、難なく手の平に出せます。

また、料理レシピでは、「小さじ1/2」などとありますが、普段の料理では、自分の指の感覚で塩の量を身に付けてしまうことは、大事だと思っています。

以上、ご参考になれば、幸いです。

2020年9月24日木曜日

ミニベロ君と走り出す


 コロナが理由ではないが、今年、新しい自転車を購入。目的は主に、通勤(街乗り)。

去年12月のフレームの注文を皮切りに、各部品の選択と注文スタート、完成は6月だった。


ミニベロ(451)。トップチューブがホリゾンタルのクロモリフレーム(ダブルバテッド)。シートチューブが570のサイズの京都EBS社製。(私の身長は180cm) 組み立てや部品の相談は、サイクルメイト・カミヤ(福生)。全体として、部品はシルバーポリッシュで、クラッシックな感じ。素人ながら、格好(見た目)優先の私の好みを具体的に反映させてくれたカミヤさんには感謝。


そんな部品ばかりだが、一捻りあるのは、ブルホーンのハンドルとディレラーレバーだろうか。ブルホーンの方がドロップより街乗りっぽく思ったから。ディレーラーレバーは、トップチューブにダブルレバーがクラッシックなスタイルのところ、ブルホーンの両先っちょに、シマノ SL-BS79 10S。このレバー、黒色プラスチックの滑り止めが付いている。ダブルレバーだとレバー全体がすっきりシルバーになるのだけど、トップチューブよりハンドル先の方が手に近い分、より安全なような気がして、こっちにした。またこのレバー、前後に動かせるとよかったが、ブレーキレバーにあたるので、左右に動かすようになっている。特に不便は感じない。下の画像はハンドル右のレバー。

さて、スペックを以下に。


フレーム・フロントフォーク EBS  HORIZONTAL451  XL カラーオーダー(pantone 2718)

クランクセット スギノ XD3BX 701D シルバー/シルバー 175mm 50/34T BB付き

リム ALEX DA22 451 シルバー 32H

ハブ ENE ツーリングハブ シルバー 32H カセット・シマノ11S用

スポーク #14 ステンレス

カセットスプロケット シマノ CS-HG500-10 12-28T

タイヤ・チューブ PANARACER ミニッツタフ PT ブラック/ブラウン 20x1・1/8 & R-AIR 48mmバルブ

zefal コットンリムテープ

リア・ディレーラー microSHIFT RD-R47S

フロント・ディレーラー microSHIFT FD-R712F

ディレラーレバー シマノ SL-BS79 10S(4600系)

チェイン KMC X10 シルバー

ペダル 三ヶ島 シルバーストリーム ネクスト シルバー

ヘッドパーツ タンゲ FL250C スーパーポリッシュ 1" ITA シルバー

サドル BROOKS B17

バーテープ BROOKS A.Brown

シートピラー 日東 S65 シルバー 27.2mm

GIZA アルミシートクランプ シルバー/31.8mm

ハンドル 日東 RB-018 ブルホーンバー 420mm

ハンドルポスト 日東 NTC-A 26.0mmクランプ 80mm

アルミアヘッドスペーサー 1”/5mm シルバー

ブレーキ DIA-COMPE BRS100 シルバー F&R

ブレーキレバー TESTACH エイドアーム シルバー 24.0mm

JAG WIRE インラインアジャスター 4mm用

GIZA フレームプロテクター ブラック  5mm x 2,4mm x 3

ボトルケージ BBB シルバー


で、まぁ、6月から、週に2日ぐらい、通勤でコイツに乗っている。(片道10km) それまでは車通勤だったが、自転車だと、ガラッと景色が変わる。広々とした川原の道も気持ちいいが、気軽に未知の路地に入れるし、それまで車で通り過ぎてたアンティーク屋や、「あれっ、こんなところに立ち呑み屋がある」と寄り道したり・・・・と、散歩するような感覚。ミニベロは、ストップ&ゴーが得意とも言われるが、そのせいもあるかな。ちょっとした荷物があるときや、雨に弱いのが玉に瑕か。


瑕(傷)と言えば、スタンドつけてないせいで、フレームの右側に傷がつく。気をつけてるつもりだが、お店なんかに立ち寄ったとき、ふと何気なくよりかけたときが、ヤバイ。先日、放っておいた小さな傷がオレンジ色に染まってきた。こりゃマズイと、錆止め剤を塗った後、市販の2色のペンキを何となく合わせて近い色を作り、それなりに丁寧に塗った。こういう作業を経験すると、「ふと何気なく」が減るような気がした。下の写真で分かるだろうか。トップチューブの右側の色が違うところ。上部にもある。こっちは、走行中にライトがハンドルから外れて、ぶつかった。

そして、「これからもよろしくね」と、ミニベロ君に挨拶する。

2020年8月26日水曜日

オスプレイ、飛んでます。

 

普段の私の仕事場は、東京都福生市。横田基地(Yokota Air Base)まで数百メートルぐらいのところにある。去年だったか一昨年だったか、日本のマスコミが、危ない危ないとワイワイ騒いでいたオスプレイ。今やこのへんでは、日常的にブンブン飛んでいる。


喉過ぎて

普通に飛んでる

オスプレイ


失礼しました。

2020年8月21日金曜日

特別定額給付金で寄付

先日、特別定額給付金が出た。一人10万円。でまぁですね、何となくですが、私はその10万円がどうも気持ち悪い。もちろん、飲食店、観光・旅行関係、興業関係などなど、このCovid-19で売上や仕事が激減して、おカネに困った方が多くいらっしゃるので、この10万円は意味あるものです。しかし、私の場合はというと、仕事の業績は落ちてはいるものの、それらの方たちほどは金銭的に困っていない。そこに、10万円。何となく、国から「困ってんだろ、ほら、小遣いだよ。これで文句はなかろう」と言われてるように感じてしまった。小遣いもらった子供は嬉しいだろうが、大の大人の私は、嬉しいというより、変な気分だ。気持ち悪い。

Covid-19関連の情報収集に、私は、しばしば山中伸弥氏のwebサイトを見るのだが、5月だか6月だったか、特別定額給付金が決まった頃、山中氏がそのサイトに載せた医療関係の専門家の意見の中に、「10万円は、是非、医療機関へ寄付しましょう」という下りがあって、気持ち悪く思っていた私は、「そうだな」と思った。

特別定額給付金を含め、これだけ国がカネを使えば、いずれは増税という形で跳ね返ってくるだろう。10万円はそのときの資金として取っておくのが賢明なのかも知れない。また、借家住まいの我が家は特別裕福なわけでもなく、カミさんと子供二人の四人家族だが、私以外のお三方は寄付を考えてはいない。しかし、自分自身の10万円は、どう考えてみても、気持ち悪いことに変わりはない。

緊急事態宣言が発令された4月頃、私は「終息までどのくらいかかるのだろう?」と思いつつも「早ければ夏頃までかな?」と、今思えば楽観的に考えていた。(当時の山中氏のwebサイトには、「長期戦です」とあったにも関わらずです) でも、その夏も過ぎようとしている今は、「これは、長期戦だ」との思いにすっかり変わっている。きっと多くの人がそうだと思う。「ワクチンや治療薬が開発されるまで」との意見もあるが、それらが開発されたからといって、その後どのくらいで終息するのだろう。

よく「医療(健康)と経済を天秤にかけて」と言われる。休業補償などの経済面は、短期的なものだと思う。数年続けられるとは考えにくい。しかし、医療面は、Covid-19が続く限り行われないとならないものだ。だから、長くなれば長くなるほど、その天秤は、医療の方に傾いていくように思う。業種別に見た経済面の不公平さは確実にあるものの、いつまでもその不公平の是正に行政が注力することは難しく、徐々に何とか自分たちで考えなくてはならないことだ。そう考えると、私が寄付するとすれば、それは医療ではないかと思った。

私にとって、この場合の医療とは、特にPCR検査可能数を増やすことだ。現在は、すでに症状がある人など、保健所が検査を必要と判断した人しかPCR検査を受けられない。それもすぐには出来ず、検査と決まっても3日間待機させられたなどの話も聞く。さらに、多くの感染者が無症状・軽症という中、このままで感染を収束に向かわすのは難しいのではないかと思う。例えば、ひと頃、韓国が、町中にPCR検査センターを多数設置し、収束に向かわせたように、出来るだけ検査を多く行い、(隠れ含む)陽性者を出来るだけ把握すること。PCR検査の的中率は7割だからと揶揄する向きもあるが、現実的にPCR検査可能数が今の日本、特に感染者がダントツに多い東京に一番欠けていることなのではないだろうか。無論、PCR検査は医療従事者がリスクを抱えながら行うことなので、PCR検査数を増やすと、医療従事者の負担も増す。この手のことは先述の山中伸弥氏のwebサイトでも、しばしば指摘されていることでもある。

それで、いざ、医療へ寄付と思ったものの、こういった自分の思いをのせられるような具体的な寄付先は、簡単には見つからなかった。

まず思いついたのは、私が住む東京都昭島市だった。無策な国のカネ(10万円)を地元に回すイメージだ。が、Covid-19医療の中心は、主に東京都管轄の保健所で、昭島市には、私が希望する医療に絞った寄付の受け皿はなく、いわゆる「ふるさと納税」になるとのことだった。Covid-19医療とは指定できない「ふるさと納税」ではパッとしない。それを知った当時、昭島市(人口約12万人)の感染者数は、10人ぐらいだったか。市議会議員にも相談したが、このぐらいの感染者数だと医療というよりは地元経済という感覚だ。「PCR検査センターの設置」なんて遠い話。また、東京都管轄の保健所がCovid-19医療をコントロールしているのだから、わざわざ市がしゃしゃり出る必要もない面もある。しかし、私は、市独自に動いたっていいと思っていた。(今でも) 感染者が少ないからこそ動きやすいということもあるはずで、それが感染拡大を抑えると。(ちょうどこの頃、感染者数が多い東京都世田谷区は、区独自に「誰でも いつでも 何度でも(PCR検査)」の検討を始めたという報道があった)

そして東京都には、医療面に絞ったその受け皿があった。


8月10日現在で、寄付合計は、3,763件、843,054,527円とある。
(マスコミには、こういうことも気張って報道して欲しいと思う)

自分たちが払った税金からとは言え、国から出た10万円を、地元の医療に回すことは自分の意に合っている。それは、東京都でもあるが、昭島市の方がより身近なのだが、受け皿がない。「これは、東京都へだな」と思っていた今月初め頃、昭島市の広報誌(8月1日・15日合併号)にあったのが、下の囲み記事。


これには、医療面の「感染拡大の防止や、医療従事者の皆さんへの支援」だけでなく、経済面の「新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活・ 地域経済への支援など支援」もあったが、同じ号の「市長メッセージ」に、下記があったのも目に付いた。

<以下、抜粋>
また、市におけるPCR検査体制につきましては、6月1日に医療機関と協定を締結し たところであります。更には、今後の感染拡大に備えて医療機関との連携を強化し、市民の皆様が速やかに検査を受けられる体制を整えております。

「まずは医療」と思っている私だが、この基金の設立と「市長メッセージ」で、“合わせ一本”という気持ちになり、昭島市に10万円寄付をした。

そして、その直後、8月12日付けで、昭島市は、「新型コロナウイルス感染症に関する検査実施体制を整えました」と発表があった。

それによると、「これまでのように保健所の指示を受ける手続きなどが省略され、検査を受けることができます」とある。最初は、市内の内科医の受診が必要で、その医師が「新型コロナウイルス感染症に関する検査を受ける必要があると判断した場合は、その医療機関が協定医療機関に連絡し、検査を予約します」とある。

アイデアのない国に、タラタラ不満を言ってても、猛暑がさらに暑くなるだけだ。
「富裕層の方々、こういった非常時に受け取らない人もいるんじゃないか」、「10万円、私はもらわない」などと言ってた人もいた。

この寄付で、すごく遠回しながら、私は少し、自分の思いが通じたような気がした。

2020年8月8日土曜日

結果報告、トマトの「三角錐型螺旋栽培法 in 植木鉢」


このエントリは、およそ3ヶ月ほど前の下記のエントリ、


の結果報告です。
結論として、失敗に終わりました。
冒頭の写真が現在の様子ですが、見るも無惨です。

最初の半周ぐらいまでは、まぁまぁ伸びたものの、日々鉢を回しているうちに、徐々に弱々しくなり、3/4周を過ぎたあたりから、ガクッと止まり、1周したかにないかのうちに、写真のように枯れる方へと向かってしまいました。

二本のトマトは、弱々しくなりながらも、必死に数個の実をつけました。それらの実は、小さかったけど(おそらく正常に成長したときと比べ)、皮は固く、食べると皮だけ口から出してしまいたくなるほどでした。皮の固さは、危機的状況の下、必死に自分の身を守ろうとしていたようにも感じました。

トマトは、地面が回転しても、ただひたすら太陽に向かって成長していくものと考えた私は、実に愚かでした。少しずつ何度も鉢を回されたトマトは、「どう伸びたらいいんだ〜?」と迷っているようでした。そして日々弱々しくなっていく様子を見ていて、トマトは結局、どっちへ伸びていいか分からないまま、衰弱してしまったようでした。

トマトの遺伝子には、「太陽に向かって」という性格はあったにしても、その際、「地面が回る」とは想定されていなかったということは分かったのでした。当たり前か。「何が自然か?」ということを改めて考させられた。無農薬・無肥料なんてこととは次元が違った。

2020年8月4日火曜日

安全な除草剤、塩



私は、塩を作って販売しているという仕事柄、先日、アマゾンの「塩の売れ筋ランキング」を見ていた。すると「並塩 20kg」が、ランキング10位〜20位ぐらいのところにあって不思議に思った。「なぜ、アマゾンで買い物するような一般の人たちが、1袋20kgも入った塩を購入してるのか? それも並塩を」と。あまりに不可解だったので、レビューを読んでみた。

すると、その理由が分かった。何と、除草剤として購入している人が多くいるのだ。ちなみにきょうの時点だと、価格は1,635円(税込み)。2000円以上で送料無料。思いっきり安い。ただし、きょうは「一時的に在庫切れ」。先週はprimeで送料無料だった気がする(不確か)。梅雨が明けた今は、除草の最盛期だろうから、もう品切れになってしまう程、売れているということだと思う。

業務用20kgながら、レビューによると、この塩を購入した人たちは、やはり一般家庭。無論、花壇や家庭菜園には使えないが、駐車場や(草が生えて欲しくない)敷地部分などに除草剤として撒いているのだ。一般的には、ホームセンターなどで売ってる化学的な除草剤なんだろうけど、我が家もそうだが、除草剤は気持ちが悪いので、使わない。となると、いつも手で引っこ抜かねばならない。春先は気候的に気持ちよさがあるからまだいいが、夏場になると、雑草の勢いはすごいし、蚊に刺されるし、暑いしで、もー大変。

そこで塩を撒くのだ。つまりは塩害を起こす。これはいいのではないか。(私の場合は、「並塩 20kg」ではなく、余って売り物にならない自分のところの塩を使ったのだが)早速、我が家の(いわゆるガラ石の)駐車場に撒いてみた。それが冒頭の写真。(写真右側のブルー色は車) あまり草が生えてないが、これはボーボーだった草をせっせと手で取った後だったからだ。本当は草取りする前にこれを知りたかった。実験としては物足りなさがあるものの、まー、効果はてきめんだった。下の写真が一週間ぐらい後。緑だった草は枯れた。ちょうど梅雨時だったので、雨が撒いた塩を溶かして地面に染み込ませてくれたこともある。


また、下の写真は、塩を撒いたところと撒いてないところの境目。概ね、直接撒いたところは枯れて、直接撒いてないところは、見事に枯れてない。これは撒いた塩の量と面積によるんだろうが、残念ながらその量は適当。(量ってない)


私は使わないので、化学的な除草剤がいくらぐらいして、どのくらい効くのかのかを知らないが、アマゾンのあるレビューによると、この塩の方がずっと安いということだ。念のため繰り返すが、植物が生えて欲しい花壇や家庭菜園の草取りは、手でやらないとならないので、塩の除草は、用途として限られはする。また、塩は金属を錆びさせることも注意事項だろう。がしかし、駐車場や家の周りなど、植物を選ばず枯らせたい、しかし化学的な除草剤は使いたくないと、いつも手で草取りしていた方には、塩の除草。いいんじゃなかろうか。