2007年9月6日木曜日

水かけご飯


厳しい暑さが去ったと思ったこの1週間ほど、雨が続き、すこぶる蒸す。いわゆる不快指数は高いに違いない。こんな食欲が衰えたとき、私が決まってすることがある。水かけご飯。ご飯は炊きたてでも冷や飯でも大丈夫。炊きたてのご飯はもったいない感じもするが、ご飯の香りがいいし汁は冷たくご飯は温いという微妙な線も楽しめる。ただし、氷を使うところがミソだ。ご飯の上に製氷器の氷を数個のせて、氷の上に水を少しずつかける。当然、あと大事なのは、トッピング。写真は梅干しとウルカ(鮎の内臓の塩漬け)だけど、この他、クサヤ、塩鮭、スズコ、キュウリやゴボウの味噌漬け、シソの実の塩漬け、山椒の醤油漬け、糠漬けなどなど、そのとき冷蔵庫にあるものでかなりのバリエーションが楽しめる。そして何より、どんなに食欲がなくともスルスルと入るその感覚は、やってみないと分からないだろう。

元々この水かけご飯は、子供の頃、お袋が冷や飯に水をかけて食べさせてくれたのがキッカケだった。その後、自分なりにいろいろアレンジしてみた。あと、水の代わりに冷たいお茶でもおいしい。緑茶、番茶、玄米茶、中国茶など、濃いめに出した急須の熱いお茶をたっぷりの氷にかければ冷たくなる。もちろん出し汁でもいいけど、そこまで凝らなくても十分においしいと思う。トッピングによっては、薬味にワサビや柚胡椒なんかもいける。暑苦しいとき、そうめんの湯を沸かすだけでも抵抗あるとき、お釜の残りご飯と漬け物や冷蔵庫の残りものでササッと出来てスールスル。是非、お試しあれ。