2007年5月28日月曜日

のれそれ


この時期に出回る、のれそれ。穴子の稚魚だ。多くの場合、刺身でワサビ醤油かショウガ醤油で食べるものだろうが、この晩はカミサンがカナッペ風にしてくれた。塩とオリーブオイルとバルサミコ、それを水菜で和えて、カリッとさせたバゲットのスライスの上にのせてくれた。のれそれの繊細な淡い味も好きだが、ヌルッとしてややコシのある独特の食感がまたいい。塩とレモン汁であっさりとというのが我が家の定番ではあるが、この日はオリーブオイルとバルサミコでコクを出し、ひと捻りさせた。好きな酒(日本酒)を常温で頂いた。が、この料理は、あまり香しくないサラッとした白ワインがもっと合ったかも知れない。残念ながら、そんなにいろいろな酒をストックするには、狭い我が家じゃ難しい。

ところで前日(金曜日)に主に食関係の食事会に行った。その席にいらした魚屋さんと少し話をした。「今は何ですかね?」というぼくの不躾な質問に、彼は「真鯛です」とキッパリ答えてくれた。「真鯛と言うと、桜鯛。2〜3月頃って感じがしますが、今(5月末)なんですか?」と尋ねると、「2〜3月の値段はピーク。5月になったって、真鯛はうまい。だから、今は食べどきですよ」と教えてくれた。