2009年1月5日月曜日

ホットプレート・パエリア


きょうはパエリア。ただある意味、日本風のパエリア。具材や調味が日本風なのではない。パエリア・パンじゃなく、日本の多くの家庭にあるホットプレートで作るパエリアだ。その薄く広い形は向いている。熱の調節は簡単だし、蓋もできる。3〜4人分以上が適量だけど、来客時などはちょうどいい。

写真は、先日自宅でパーティーをしたときのもの。「熱の調整は簡単だし」と書いたが、最後の仕上げでちょっとお焦げを作る火(熱)加減はやや難しい。焚き火やガスコンロで作るときは、そろそろ食べ頃になったところで、最後に一気に強火にできるが、ホットプレートでそうはいかない。しかしそれは、お焦げが出来ないのではない。この写真のでも、むしろお焦げができ過ぎてしまった。要は、「そろそろお焦げができてきたかな〜」と思いつつ、同時に心の中では「ホットプレートだからそう簡単にお焦げはできないだろう」と高をくっていたということ。このへんが難しい。つまり、ホットプレートはなかなかお焦げにならないが、なり始めると結構早い。この点がホットプレート・パエリアのポイントだ。

ホットプレートのことばっかりで、パエリア自体のことを書いてない。でも、パエリアの具材や味付けに決まりはない。何でもいい。昔、スペイン人の友だちが言ってたのを思い出す。「スペインでは黒いパエリアが好まれる。海の人たちはイカスミを使い、山の人たちはウサギの血を使い、黒いパエリアになる」。

写真のは、ムール貝も使ってるけど、「おいしそうなイカが特売だったから」ぐらいで、ホットプレート・パエリアはいかが? お好み焼きみたいに。