2020年8月26日水曜日

オスプレイ、飛んでます。

 

普段の私の仕事場は、東京都福生市。横田基地(Yokota Air Base)まで数百メートルぐらいのところにある。去年だったか一昨年だったか、日本のマスコミが、危ない危ないとワイワイ騒いでいたオスプレイ。今やこのへんでは、日常的にブンブン飛んでいる。


喉過ぎて

普通に飛んでる

オスプレイ


失礼しました。

2020年8月21日金曜日

特別定額給付金で寄付

先日、特別定額給付金が出た。一人10万円。でまぁですね、何となくですが、私はその10万円がどうも気持ち悪い。もちろん、飲食店、観光・旅行関係、興業関係などなど、このCovid-19で売上や仕事が激減して、おカネに困った方が多くいらっしゃるので、この10万円は意味あるものです。しかし、私の場合はというと、仕事の業績は落ちてはいるものの、それらの方たちほどは金銭的に困っていない。そこに、10万円。何となく、国から「困ってんだろ、ほら、小遣いだよ。これで文句はなかろう」と言われてるように感じてしまった。小遣いもらった子供は嬉しいだろうが、大の大人の私は、嬉しいというより、変な気分だ。気持ち悪い。

Covid-19関連の情報収集に、私は、しばしば山中伸弥氏のwebサイトを見るのだが、5月だか6月だったか、特別定額給付金が決まった頃、山中氏がそのサイトに載せた医療関係の専門家の意見の中に、「10万円は、是非、医療機関へ寄付しましょう」という下りがあって、気持ち悪く思っていた私は、「そうだな」と思った。

特別定額給付金を含め、これだけ国がカネを使えば、いずれは増税という形で跳ね返ってくるだろう。10万円はそのときの資金として取っておくのが賢明なのかも知れない。また、借家住まいの我が家は特別裕福なわけでもなく、カミさんと子供二人の四人家族だが、私以外のお三方は寄付を考えてはいない。しかし、自分自身の10万円は、どう考えてみても、気持ち悪いことに変わりはない。

緊急事態宣言が発令された4月頃、私は「終息までどのくらいかかるのだろう?」と思いつつも「早ければ夏頃までかな?」と、今思えば楽観的に考えていた。(当時の山中氏のwebサイトには、「長期戦です」とあったにも関わらずです) でも、その夏も過ぎようとしている今は、「これは、長期戦だ」との思いにすっかり変わっている。きっと多くの人がそうだと思う。「ワクチンや治療薬が開発されるまで」との意見もあるが、それらが開発されたからといって、その後どのくらいで終息するのだろう。

よく「医療(健康)と経済を天秤にかけて」と言われる。休業補償などの経済面は、短期的なものだと思う。数年続けられるとは考えにくい。しかし、医療面は、Covid-19が続く限り行われないとならないものだ。だから、長くなれば長くなるほど、その天秤は、医療の方に傾いていくように思う。業種別に見た経済面の不公平さは確実にあるものの、いつまでもその不公平の是正に行政が注力することは難しく、徐々に何とか自分たちで考えなくてはならないことだ。そう考えると、私が寄付するとすれば、それは医療ではないかと思った。

私にとって、この場合の医療とは、特にPCR検査可能数を増やすことだ。現在は、すでに症状がある人など、保健所が検査を必要と判断した人しかPCR検査を受けられない。それもすぐには出来ず、検査と決まっても3日間待機させられたなどの話も聞く。さらに、多くの感染者が無症状・軽症という中、このままで感染を収束に向かわすのは難しいのではないかと思う。例えば、ひと頃、韓国が、町中にPCR検査センターを多数設置し、収束に向かわせたように、出来るだけ検査を多く行い、(隠れ含む)陽性者を出来るだけ把握すること。PCR検査の的中率は7割だからと揶揄する向きもあるが、現実的にPCR検査可能数が今の日本、特に感染者がダントツに多い東京に一番欠けていることなのではないだろうか。無論、PCR検査は医療従事者がリスクを抱えながら行うことなので、PCR検査数を増やすと、医療従事者の負担も増す。この手のことは先述の山中伸弥氏のwebサイトでも、しばしば指摘されていることでもある。

それで、いざ、医療へ寄付と思ったものの、こういった自分の思いをのせられるような具体的な寄付先は、簡単には見つからなかった。

まず思いついたのは、私が住む東京都昭島市だった。無策な国のカネ(10万円)を地元に回すイメージだ。が、Covid-19医療の中心は、主に東京都管轄の保健所で、昭島市には、私が希望する医療に絞った寄付の受け皿はなく、いわゆる「ふるさと納税」になるとのことだった。Covid-19医療とは指定できない「ふるさと納税」ではパッとしない。それを知った当時、昭島市(人口約12万人)の感染者数は、10人ぐらいだったか。市議会議員にも相談したが、このぐらいの感染者数だと医療というよりは地元経済という感覚だ。「PCR検査センターの設置」なんて遠い話。また、東京都管轄の保健所がCovid-19医療をコントロールしているのだから、わざわざ市がしゃしゃり出る必要もない面もある。しかし、私は、市独自に動いたっていいと思っていた。(今でも) 感染者が少ないからこそ動きやすいということもあるはずで、それが感染拡大を抑えると。(ちょうどこの頃、感染者数が多い東京都世田谷区は、区独自に「誰でも いつでも 何度でも(PCR検査)」の検討を始めたという報道があった)

そして東京都には、医療面に絞ったその受け皿があった。


8月10日現在で、寄付合計は、3,763件、843,054,527円とある。
(マスコミには、こういうことも気張って報道して欲しいと思う)

自分たちが払った税金からとは言え、国から出た10万円を、地元の医療に回すことは自分の意に合っている。それは、東京都でもあるが、昭島市の方がより身近なのだが、受け皿がない。「これは、東京都へだな」と思っていた今月初め頃、昭島市の広報誌(8月1日・15日合併号)にあったのが、下の囲み記事。


これには、医療面の「感染拡大の防止や、医療従事者の皆さんへの支援」だけでなく、経済面の「新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活・ 地域経済への支援など支援」もあったが、同じ号の「市長メッセージ」に、下記があったのも目に付いた。

<以下、抜粋>
また、市におけるPCR検査体制につきましては、6月1日に医療機関と協定を締結し たところであります。更には、今後の感染拡大に備えて医療機関との連携を強化し、市民の皆様が速やかに検査を受けられる体制を整えております。

「まずは医療」と思っている私だが、この基金の設立と「市長メッセージ」で、“合わせ一本”という気持ちになり、昭島市に10万円寄付をした。

そして、その直後、8月12日付けで、昭島市は、「新型コロナウイルス感染症に関する検査実施体制を整えました」と発表があった。

それによると、「これまでのように保健所の指示を受ける手続きなどが省略され、検査を受けることができます」とある。最初は、市内の内科医の受診が必要で、その医師が「新型コロナウイルス感染症に関する検査を受ける必要があると判断した場合は、その医療機関が協定医療機関に連絡し、検査を予約します」とある。

アイデアのない国に、タラタラ不満を言ってても、猛暑がさらに暑くなるだけだ。
「富裕層の方々、こういった非常時に受け取らない人もいるんじゃないか」、「10万円、私はもらわない」などと言ってた人もいた。

この寄付で、すごく遠回しながら、私は少し、自分の思いが通じたような気がした。

2020年8月8日土曜日

結果報告、トマトの「三角錐型螺旋栽培法 in 植木鉢」


このエントリは、およそ3ヶ月ほど前の下記のエントリ、


の結果報告です。
結論として、失敗に終わりました。
冒頭の写真が現在の様子ですが、見るも無惨です。

最初の半周ぐらいまでは、まぁまぁ伸びたものの、日々鉢を回しているうちに、徐々に弱々しくなり、3/4周を過ぎたあたりから、ガクッと止まり、1周したかにないかのうちに、写真のように枯れる方へと向かってしまいました。

二本のトマトは、弱々しくなりながらも、必死に数個の実をつけました。それらの実は、小さかったけど(おそらく正常に成長したときと比べ)、皮は固く、食べると皮だけ口から出してしまいたくなるほどでした。皮の固さは、危機的状況の下、必死に自分の身を守ろうとしていたようにも感じました。

トマトは、地面が回転しても、ただひたすら太陽に向かって成長していくものと考えた私は、実に愚かでした。少しずつ何度も鉢を回されたトマトは、「どう伸びたらいいんだ〜?」と迷っているようでした。そして日々弱々しくなっていく様子を見ていて、トマトは結局、どっちへ伸びていいか分からないまま、衰弱してしまったようでした。

トマトの遺伝子には、「太陽に向かって」という性格はあったにしても、その際、「地面が回る」とは想定されていなかったということは分かったのでした。当たり前か。「何が自然か?」ということを改めて考させられた。無農薬・無肥料なんてこととは次元が違った。

2020年8月4日火曜日

安全な除草剤、塩



私は、塩を作って販売しているという仕事柄、先日、アマゾンの「塩の売れ筋ランキング」を見ていた。すると「並塩 20kg」が、ランキング10位〜20位ぐらいのところにあって不思議に思った。「なぜ、アマゾンで買い物するような一般の人たちが、1袋20kgも入った塩を購入してるのか? それも並塩を」と。あまりに不可解だったので、レビューを読んでみた。

すると、その理由が分かった。何と、除草剤として購入している人が多くいるのだ。ちなみにきょうの時点だと、価格は1,635円(税込み)。2000円以上で送料無料。思いっきり安い。ただし、きょうは「一時的に在庫切れ」。先週はprimeで送料無料だった気がする(不確か)。梅雨が明けた今は、除草の最盛期だろうから、もう品切れになってしまう程、売れているということだと思う。

業務用20kgながら、レビューによると、この塩を購入した人たちは、やはり一般家庭。無論、花壇や家庭菜園には使えないが、駐車場や(草が生えて欲しくない)敷地部分などに除草剤として撒いているのだ。一般的には、ホームセンターなどで売ってる化学的な除草剤なんだろうけど、我が家もそうだが、除草剤は気持ちが悪いので、使わない。となると、いつも手で引っこ抜かねばならない。春先は気候的に気持ちよさがあるからまだいいが、夏場になると、雑草の勢いはすごいし、蚊に刺されるし、暑いしで、もー大変。

そこで塩を撒くのだ。つまりは塩害を起こす。これはいいのではないか。(私の場合は、「並塩 20kg」ではなく、余って売り物にならない自分のところの塩を使ったのだが)早速、我が家の(いわゆるガラ石の)駐車場に撒いてみた。それが冒頭の写真。(写真右側のブルー色は車) あまり草が生えてないが、これはボーボーだった草をせっせと手で取った後だったからだ。本当は草取りする前にこれを知りたかった。実験としては物足りなさがあるものの、まー、効果はてきめんだった。下の写真が一週間ぐらい後。緑だった草は枯れた。ちょうど梅雨時だったので、雨が撒いた塩を溶かして地面に染み込ませてくれたこともある。


また、下の写真は、塩を撒いたところと撒いてないところの境目。概ね、直接撒いたところは枯れて、直接撒いてないところは、見事に枯れてない。これは撒いた塩の量と面積によるんだろうが、残念ながらその量は適当。(量ってない)


私は使わないので、化学的な除草剤がいくらぐらいして、どのくらい効くのかのかを知らないが、アマゾンのあるレビューによると、この塩の方がずっと安いということだ。念のため繰り返すが、植物が生えて欲しい花壇や家庭菜園の草取りは、手でやらないとならないので、塩の除草は、用途として限られはする。また、塩は金属を錆びさせることも注意事項だろう。がしかし、駐車場や家の周りなど、植物を選ばず枯らせたい、しかし化学的な除草剤は使いたくないと、いつも手で草取りしていた方には、塩の除草。いいんじゃなかろうか。