2007年6月5日火曜日

空豆の丸焼き


空豆は大好物だ。寒さも遠のき、気持ちがゆるくなるこの気候にマッチしているせいかも知れない。ぼくの感覚で空豆は、冬野菜と夏野菜のちょうど間のようなもの。冬野菜の滋味深さと夏野菜の青さやみずみずしさが同居している感じだ。いつもはオーソドックスに軽く湯がいて塩をつけて食べるが、この日は「丸焼き」。空豆は思いの外、火が通りやすいので、湯がくときもそうだけど、火が通りすぎるとその魅力は半減する。この「丸焼き」のポイントは、強火で短い時間に火を通すこと。普通の魚焼きのグリルで十分おいしく焼き上がる。そとの皮が焦げれば、中はちょうどいい感じ。やはり茹でるより味が濃いし、塩茹ででは味わえないコゲの香ばしさも食欲をそそる。ん〜、やはり最初は塩だけで。おいしいなぁ〜。オリーブオイルもとってもあう。ビールだと枝豆感覚。お酒だと料理屋さんの突き出し感覚。

ところで、空豆にオリーブオイルと言えば、イタリアにも空豆とそっくりものがある。名前は忘れた。イタリアではそれを主に生で食すらしい。実は先日、それを入手して生で食べてみた。ほとんど空豆と一緒。その直後に、(日本の)空豆を生で食べてみた。「なんだ〜、同じもんじゃねーかー」って感じの味・食感だった。そして、2〜3日後の週末、日本の空豆と白シメジのスパゲティをアンチョビのソースで、その後日はフードプロセッサーで豆乳と合わせスープに。短い時期の食材だけど、その分、集中して食べる空豆。そのおいしさは限りない気になってしまう。

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