昨日、小学4年生の娘が、上の写真のを作って見せてくれた。容器は、オーブントースターの付属品で、おそらくカップケーキのようなものを焼くためのものだ。ウチでは使わないので、子供たちが土遊びなどで使う道具になっている。
材料のほとんどが、今ウチの庭で咲いている花の花びらだ。彼女曰く、「枯れかけた花びらだけ採ってきたの」と言うから立派だ。これらの花の苗は、主にカミさんが植えたもの。私はただぼんやり眺めているぐらいだから、「あー、あちこち咲いてきてるな〜」とは思っていた。でも、こうして集められたものを改めて見せられ、思わずカメラを取りに行った。
これもひとつのデザイン感覚だと思う。散らばっているまんまの素材では感じないことを、デザインすることで感じさせる。また、花びらを水に浮かせることで、清涼感も出てるし、水面に浮いた感じもいい。
野暮ながら、左上から時計回りで、
チェリーセージ
マリーゴールド
ドクダミ
アスチルベ
ブルーセージ
笹の若葉
このうち、ドクダミだけは私が担当の庭の植物。また笹の若葉だけは、庭ではなく彼女が学校の帰り道に摘んできたもの。こういうのを道草って言うのかな。笹はこれから葉を広げるところで、まだ茎に丸まった葉がへばりついていた。彼女は帰宅後、その丸まった若葉だけを剥がしてこうしたらしい。
ドクダミは私担当でありながら、これを見たときそれと分からず、「これ何の花?」ときいてしまった。今、ドクダミは満開だが、私は、日が暮れかけた夕方に映えるドクダミの白い花は大好きなので、採用してもらって嬉しくなった。
ところで、今から5年前(2009年)の秋、同じ容器で同じようなことをした彼女がいた。私は彼女に、「前にも同じようなことを、秋だったけどしてたことがあるよ。憶えてる?」ときいてみたら、憶えてなかった。当時、5歳。私はそのときも思わずカメラを取りに行った記憶があるので、今朝、写真を探してみたら、あった。
この頃、庭の植物の担当は私だった。こちらは、紫式部、水引、あとは名前を知らぬが、夏から秋に映える草で、ギザギザの葉の一部がオレンジ色になるやつ。ベトナムでも見るから、南方系か。それとピンク色の小さな花は何だったろう。思い出せない。
この2つの写真を見比べると、季節や子供がどんどん変わっているのがよく分かる。
それにしても、オレはほとんど変わってないなー。きょう帰宅したら、今朝見つけた5年前の写真を彼女に見せてみようと思う。
4 件のコメント:
お嬢さん、5歳の時のことを覚えているだなんてビックリですね。
色とりどりのお花も実もちゃんとアートになっていて、思わずカメラを取りに行かれた気持ちが良く分かります。
ドクダミは私もわかりませんでした。
真っ白な花弁がいいですよね。
> coxさん
いやいや、(私の書き方が悪かったのか)彼女、5歳のときのことは憶えていませんでした。でもきょう帰宅したら見せてみます。それ見たら思い出すかも。
あらら、私の読み方が悪かったです。ごめんなさい。
お庭でお花遊びが出来る環境ってとても大事だと思います。
いろいろと記憶に残って欲しいですね。
coxさん、コメントありがとうございます。私は、東京の下町育ちなので、庭のない暮らしでした。その反動で、庭(または自然)への意識が強いかと思います。だから、マンションには住めないんだよなー。
ところで、夕べ、5年前の写真を娘に見せたら、紫式部と水引を集めたことは憶えていました。写真は便利です。こうして少しでも繋がると、その記憶が残りやすくなりますね。何かの足しになれば、ぐらいのことですが。
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