カミさんと娘とで、お盆休みに、香港へ三泊四日の旅行へ行った。食をはじめ、いろいろあったけど、小さなことを少し。
香港の町の至るところに、「小心地滑」のサインがあった。小心者の私は他人事とは思えず、興味を惹いた。感覚的にだが、最初は「小心者が地滑りする」みたいなイメージが広がって、「何じゃこれ?」と思った。それも束の間、だいたいイラストもついてるし、英語でも表記(CAUTION WET FLOORなど)もあるので、すぐにその意味は分かった。亜熱帯気候で海に面した香港は雨が多い。年間の降雨量は、約2,400mm。(ちなみに東京で約1,600mm) まぁ、「小心地滑」のサインは、室内(特にトイレなど)でももよく見かけたので、その場合は、頻繁にトイレの床を、水を流して掃除することが多いのか。それは不確か。
ただ、この「小心地滑」のサイン。同じものはないぐらい、いろんなデザインがあった。ひとつひとつ誰かがデザインしている。徐々に面白いなと思うようになり、最後の半日ぐらいで、数枚の写真を撮った。そして、帰国後、「小心」の意味を調べた。(岩波国語辞典 第七版 新版)
気が小さくて、臆病(おくびょう)なこと。小胆なこと。
の次に、下記。
もと、慎み深い、注意深い意。
ちゃんとあるではないか。無論、漢字なので、元々は中国から伝わった言葉だ。小心者の私の気の小ささは、「慎み深い」、「注意深い」との解釈もあると。元々は、これなんだと思うと、少し気が楽になった。
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