2010年12月27日月曜日

我が褌(ふんどし)ライフ【締め方編】

ふんどしシリーズ、第三弾。
きょうが最後の「締め方」です。
繰り返しになりますが、日本の伝統的な「越中」や「六尺」ではなく、私流ですので、悪しからず。ふんどし自体の仕様などは、前回のエントリ、我が褌(ふんどし)ライフ【ウンチク基本編】をご覧ください。

大ざっぱには、紐を腰にまわして結びつけ、その紐にふんどし本体を通し、前面から背面へ股を通って背面に持って行き、背面の紐にくくりつけます。

では、詳しいの、始めます。

1.袋状になった本体に紐を通します。紐を持って本体を垂らした状態で、縫い付けてある箇所が一番下になるように、つまりちょうど半分のところが紐に接するように本体をずらします。(ちなみに、最初に破けるのは、このヒモに接する部分になります)


2.垂れた本体が自分の前面になるように紐を持ち、紐を腰に廻して蝶結びに結ぶのですが、結び目は、前面のやや右寄りがいいので、そうなるように紐をずらして、紐を結びます(右利きの人の場合)。これで、本体は前面中央に垂れた状態で、もう両手を放しても大丈夫になります。ここでの一番のポイントは、紐を結ぶ位置(高低)と(張りの)強さ。私の場合、位置は腰骨の少し上。また強さは・・・・、ん〜説明が難しいので、最初は強めにしたり弱めにしたりしてみてください。

その位置が高ければ高いほど、また強く締めれば強く締めるほど(紐をピンと張れば張るほど)、本体がより長くなくてはならなくなります。このふんどしのよさは、それを自由に(好きに)出来ることなんですが、逆に適度の説明が難しい。個人差もあるし。

【1〜2のバリエーション:本体が袋状でない場合】
先に紐を腰にまわして結んでから、本体を前面の紐に通します。ちょうど半分のところが前面の紐にかかるようにします。この後は、袋状のものと共通です。

3.次に、本体を前面から背面に股をくぐらせ、背面へ本体を持っていきます。下の写真はそれを背面から見た状態です。アースなボールが右側のお尻、穴の開いたボールが左側のお尻です。


4.次に、背面で本体を紐にくくりつけるのですが、本体を強く引っ張れば強く締まるし、弱く引けば弱く締まるので、その調整はお好みで。そして私のくくりつけ方は、下の写真のように、最初に縫い付けてる端の部分を紐の上から通して右側にいったん出し(写真A)、


出したところを本体の上をクロスさせながら左側へ持って行き(写真B)、


最後に、その持っていった先を本体左側の紐に下からキュッと通します(写真C)。


実際には、写真とは違い、本体はやや引っ張られるので、これで安定します。この際、縫い付けてある部分がちょっとボリュームがあるため、縫い付けがないものと比べ、紐に引っかかる感じになり、より安定します。

また、前回のエントリで、サムライ菊の助さんから、「130cm(2つ折りにして65cm)は短くないか?」とのご質問を頂きました。

とても鋭いご質問です。130(65)cmで大丈夫なのは、この「引っかかり」があるためです。ですから、逆に縫い付けしてない(袋状になってない)ふんどし本体の場合は、あと20cm(2つ折りにして10cm)ぐらい長くした方がいいと思います。

私は長い間、縫い付けしてない本体を使っていましたが、それでもすぐにほどける程ではありません。

以上です。
説明するほどのことではありませんが、脱ぐときは、ただ蝶結びの結び目を引っ張ってほどくだけです。

くくりつけるところの説明が、ややこしく感じるかも知れませんね。背面で結ぶため、見えないのでやや詳しく書きましたが、2〜3回やればほんの2〜3秒で出来ることなので、簡単だということは断言しておきます。

このふんどしのスタイルは、自分では、「越中」よりも締め具合の調整が利き、「六尺」よりも着脱が簡単な点がいいと思っています。作るのも布オムツを材料にすれば、ハサミで1回切るだけですし。

ひとつ短所も書きましょう。それは、寒いこと。もちろん冬場の話ですが、パンツに比べ、覆う絶対面積が狭いのでその分は確実に寒くなります。スースー。まっ、私の場合、寒くなるとパッチを履くんで寒くはないんですが。

またあまり人に見せるものじゃありませんが、銭湯に行ったときなど、たまに人の視線が気になることがあります。また若い人なんかは、男性でも女性でも、新しい恋人とネンゴロになって、「えっ、ふんどしなの?」と嫌われたら困る・・・・なんて心配する人は止めといた方が無難でしょう。私から言わせりゃぁ、「そんなんで嫌われるような相手とは付き合わない方がいいよ」ってことですが、こればっかりはね・・・・。

最後に、市販されているふんどしを紹介します。最近は、伝統的なものだけでなく、いろいろあります。私は自作ものを使っているので、正直、これらを使ったことはありません。だから、コメントは想像です。

コチラはオーガニックコットン製のふんどし。私は普段このメーカーのオーガニックコットンのタオルや枕カバーを愛用してます。この越中タイプのふんどしは女性用となってます。何つったってオーガニックコットン。肌合いはいいでしょう。また露出面積が狭め(覆う面積が広め)なのでそんなに寒くないかも。

メイド・イン・アースのふんどし

そしてこちらは、麻のふんどし。ヒーリング&スピリチュアルな感じです。

AYA 工房

そして、試しにamazonで「ふんどし」と検索してみたら、いっぱいあって驚いたぁ〜。(エッチなDVDなんかも引っかかってきます。その手のグッズでもあるんですね)

話し出すといろいろありますが、私が20年以上、このふんどしを使い続けている一番大きな理由は、その履き心地(締め心地)。それに尽きます。それはパンツにはないものなんです。

これでふんどし特集を終わりにしますが、ご質問などありましたら、ご連絡ください。
では、Let's enjoy your FUNDOSHI life!

2 件のコメント:

サムライ菊の助 さんのコメント...

なるほど!

これで、短くても大丈夫な訳がわかりました。
普通の越中褌の逆の締め方なんですね^^最後は後ろで結ぶのかあ^^
これは、長い越中褌でも応用できますね^^
貴重な情報有り難うございました!
さっそくやってみます^^
では!~~ε=ε=ε=ε=┏( 菊・_・)┛

下条剛史 さんのコメント...

通常、越中タイプを「締める」というのは、紐に通すことですが、このふんどしは、キュッと締まり、ある程度それが持続します。パンツで言うと、トランクスというよりブリーフ感覚と言いましょうか。

私はその締まり具合を調整出来るところが気に入っています。

今年もどうぞよろしく。