2012年6月14日木曜日

四角い七輪と空豆の丸焼き


以前のエントリで、「四角い七輪」のことを書いた。そして、そのずいぶん前には「空豆の丸焼き」のことを書いた。(空豆の思い出も「空豆の天ぷら」で書いた) で、きょうはそれらを合わせた「四角い七輪と空豆の丸焼き」だ。

先週末、空豆を七輪で焼いて食べた。
上の写真のとおり、お行儀よく並んだ空豆はサヤごと丸焼き。ご覧のとおり、四角い七輪にピッタリ。空豆焼くにも七輪はやっぱり四角がいい。

そのとき、小さな発見がひとつ。

それは、焼く前に空豆のサヤの(尻尾じゃなくて)枝がついてる側が切れてると後々いいってこと。売ってる空豆も、そうなってる場合が多いが、なってなければ焼く前に切っておくといい。


焼きたての丸ごとの空豆は、無茶苦茶熱い。直に焼かれているサヤが熱いのだ。火からおろしても、10分以上はとても素手でサヤをむけない。そこで焼けたら、上の写真のように、あらかじめつけた切り口からサヤの中の豆を絞るように皿などに出すのだ。これならツルッと簡単に出るから手も熱くない。気の短い私の思いつきだ。また、切り口のない密封されてたサヤは、焼いてる間、ポンとはぜることもあるから、切り口はその防止も兼ねる。サヤから出してからは、ほんの5〜10秒で手も熱くなくちょうどいいアツアツ加減で食べられる。

茹でるときもそうだが、空豆は火の通し具合が重要だ。長く火に掛けすぎないことはもちろん、火から下ろした後の余熱を計算に入れなきゃならない。だから後から食べる空豆は、先に火から下ろしておいて、サヤごと余熱でゆっくり火を通していく。その間に、火から下ろしたての空豆をサヤから絞り出してパクパク食べる。これで次々食べられる。

忙しそうだけど、豆類って次々と食べたくなりませんか?
枝豆にしても、落花生にしても。ゆっくり食べるには、空豆を時間差で火にのせていけばいいだけなんだけど・・・・。

サヤから出した後は、豆の殻をむいたり、たまにはむかずに食べてみたり。基本は小皿に盛った塩にちょこっとつけてパクっと食べる。たまにオリーブ・オイルも合わせたりするが、空豆はシンプルに食べるのが好き。

こうしてちょっと七輪で炙って食べるのに、この時期はベストシーズンだ。しかしとても短い。寒くもなく、暑くもなく、蚊も蛾もまだ飛んでない。おそらく来週頃から蚊も飛び始めるだろう。そして鮎も解禁直後。ということでこの日、空豆の後は鮎だった。ん〜、やっぱり七輪は四角がいい。

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