2013年8月1日木曜日

夏は、ブルーベリー狩り(無農薬・除草剤不使用)


先週末、自宅の隣町・立川へ、ブルーベリー狩りに家族で行った。初体験だった。近頃、珍しくなくなったブルーベリー。でも、実際にブルーベリー狩りしてみて、想像していたよりも、面白く、しかも安かった。

うかがったのは、東京立川・萬田農園
無農薬・除草剤不使用。さらにバリアフリーです。

さて何しろ今は夏のド真ん中。この時期に、ブルーベリーは最盛期を迎える。行く前は、「暑くて大変だなー」との思いが先立ち、正直言って私は気持ち的にやや消極的。そして当日はカンカン照りで、どうなることかと思って家を出た。

でも、です。下の写真のような、オシャレ〜な休憩処があって、休み休みできたし、冷たいお茶も出してくれたしで、お陰さまで暑さは気にならなかった(ただ帽子は必須)。ありがとうございます、萬田農園さん。この写真で、囲っている白いネットが見えますか? これは鳥避け。大きな蚊帳みたいなネットでブルーベリーの木々が覆われていた。


初めてブルーベリー狩りしてみて、数あるフルーツ狩り(ぶどう、梨、ミカン、イチゴなど)の中でも、ブルーベリー狩りがとてもいいものだと思った。その理由は以下のとおりだ。

○理由その1: 数摘み、数食べることが出来る

ぶどう、梨、ミカン、どれも実際はそんなに数食べられないでしょ。でも、ブルーベリーなら、10粒や20粒はたやすく食べられる。(ただし、この萬田農園さんは、「食べ放題」ではありません。「味見程度」までです) また、収穫(ブルーベリー摘み)は、仕事となると大変だが、「ブルーベリー狩り」となると、摘む回数が多い分、楽しい。品種、熟れ具合、大きさ、色などによって一粒ずつ味が違うから、摘む回数が多い方が断然楽しいのだ。

○理由その2: 無農薬、除草剤不使用

フルーツで、完全に無農薬、除草剤不使用はなかなかない。ただし、毛虫がたまにいます。刺されても腫れたりかゆくなったりはしないけど、刺されたとき痛いら しい。でも、それも薬を使ってないからこそ。皮ごと食べるブルーベリーだから特に重要だ。薬を使って刺されないよりずっといい。

○理由その3: (たぶん)農園の方にとってもいい

これは理由その1の、「数摘む」こととも関係している。例えば、ぶどうの粒も小さいけど、摘むときは一房ずつですね。梨やミカンは一個でそれなりの大きさ・重さがある。それらに比べ、ブルーベリーはパチンコ玉ほどの大きさ。それを一粒ずつ摘まないとならない。しかも、一本の木で、熟れてる実と熟れてない実があるから、選別しながらの作業だ。それをこの一番暑い時期にやらねばならない。慣れてる人でも、一時間摘んで何キロになるんだろう? もちろん、熟した実は柔らかく潰れやすいから、デリケートに扱わなければならない。それはそれは手がかかる。萬田農園のご主人が、ボソッとしみじみおっしゃってました。

「摘むのが大変なんです」

そのご苦労は大変なものだ。だからこそ、ブルーベリーは「狩り」が向いていると思うのだ。

ところで最初に、「安かった」と書いたが、この萬田農園さん、入園料は無料で、自分たちが摘んで持って帰る分だけ買うというシステム。「500gで1,000円」と最初に 聞きはしたが、自分たちで摘んだせいか、帰り際、家族4人分計量してもらったら、1,600円と言われ、「えー、こんなにあって1,600円でいいの〜」 と思ったほどだった。

 

最後に、ここの娘さん(10歳ぐらい)が、名脇役でした。写真がないのが残念。私が私の娘(8歳)と一緒に、ちまちま摘んでたら、突然表れました。そして人が入らないような、繁ったブルーベリーの木の中心部へゴソゴソと入っていきました。「どーしたのかな?」と二人で様子をみていると、彼女は繁みの中から出てきて、ビックリするぐらいの大きな実を5〜6個手の平にのせて私たちに見せてくれました。「なかなか人が入らないようなところには、大きなのが残っているのよ。どうぞ」と、その実をさりげなくくれました。「すっげぇ〜!」。私たちの目は丸くなっていたでしょう。たくましさを備えた優しさ、そして野性味さえ感じさせてくれる女の子でした。

さ、夏はブルーベリー狩りに行こう!
無農薬・除草剤不使用のところみつけて。

0 件のコメント: