先のエントリ、「梅干し、土用前の土用干し(準備編)」に続き、今回はその「土用干し」そのもの編。
6月29日に東京が梅雨明けとなった。「関東甲信でこれまで最も早い梅雨明けは2001年の7月1日だった」らしいので、記録更新とのこと。今年の新たな試みである、「土用前の土用干し」を昨日から始めた。上の写真は、2日目の今朝のもの。
予想より2〜3日早かったものの、概ね予想どおり。今年もやはり、梅雨明けのタイミングは、ここ数年と同じように早かった。というより、私の中では、7月20日過ぎの梅雨明けは過去のものとなった感がある。夏の土用とは、立秋直前の18日程度を示すが、今夏の土用の天気はどうなるだろうか。よ〜く成り行きを見ていたいと思う。
さて、今年新たな試みとして、土用干しのタイミングを早めたことの他に、赤ジソの量を少し減らした。去年までは、梅の重量の20%にしていたが、それを15%に減らしてみた。
去年初めて行った試みは、赤ジソ投入後、土用干し前の一週間、重石をはずしたことだった。(これを「重石はずしの術」と呼ぶことにする)重石がのってると、梅と梅がくっついて、赤梅酢が梅に染み込みにくい。重石をはずすと、赤ジソや梅が梅酢の水面から出てしまうので、そこがカビのキッカケになりやすいというリスクはあるのだが、「重石はずしの術」を一週間と限ってやってみた。すると、それはそれは真っ赤になった。それが下の写真。去年、土用の頃の天気が悪く、困ってた様子も下記のエントリに書かれている。
きょうしかない、梅干し土用干し(2017年8月9日)
冒頭の今夏の梅干しの写真とは日光の加減が違うので、そのまま比較は出来ないが、明らかに20%と15%とでは異なる。あと詳しくみれば、本漬け(赤ジソ投入後)の日数が去年の方が2倍ぐらい長いので、その点も違いはあるかも知れないが、赤ジソの成分・色をしっかり梅にしみ込ませたいなら20%、程々になら15%ぐらいがいいだろう、と思うに至った。
それでまぁ、梅雨は明けたとはいうものの、東京の天気予報を見ると、明日以降から怪しくなる。ただ、去年は、8月下旬まで干し終わらなかったので、ずいぶんヤキモキしたが、今年それはない。たとえ明日から天気が悪くなったとしても、まだ7月3日なので、まだまだカンカン照りの日はあるだろうなーと、心に余裕を持てるからだ。
今年はどんな夏になるのだろう。
と客観的にもなれるのは、土用干しを土用前に始めたせいと思う。今後ひと月からひと月半ぐらい様子をみることになるが、梅干しの土用干しは、「土用前に」。鬼に笑われそうだが、これは来年もそうなりそうなりそうと、すでに思っている。
次エントリ:梅干し、土用前の土用干し(まとめ編) (2018年7月18日)
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