2012年1月23日月曜日
鮓とうふ(その2)
去年、「あらいぶきっちん」より、豆腐の熟れ鮓「鮓とうふ」が届いた。もう一度書きますが、豆腐の熟れ鮓です。去年、買い込んで少しずつ食べてるが、最近、そのまま食べるのではなく、ちょっとバリエーションを試してみた。きょうのエントリはその紹介です。
関連サイト:あらいぶきっちん(←このページから左下の「鮓とうふ」をクリック)
関連エントリ:豆腐の熟れ鮓・鮓とうふ(2011年3月3日)
この「鮓とうふ」。鮒の熟れ鮓とまでいかなくても、酸っぱいタクアンやすぐき漬けが好きな人にとっては、そのままで十分おいしい。
ただ、その商品説明書には、下記のような記述があった。
●豆腐を素揚げにしたり・・・・。
●飯(いい)をすりつぶし裏ごししてから豆乳と混ぜて冷蔵庫で発行させればヨーグルト。
ということで、素揚げじゃないが、衣をつけて揚げてみたのが冒頭の写真。一見、高野豆腐かなんかのフライに見えるが、食べると分かるその類い希なる味わい。まずは、かじって衣が割れて立ち上る乳酸な香りがたまらない。そして食感は芋類のようだ。この豆腐は、熟れ鮓になる前にしっかりと水抜きされているから、フライにするとホクホクする感じ。そのホクホクさが芋類を連想させる。しかし、熟れ鮓だから、味は酸っぱい。そう酸っぱいフライなのだ。よくトンカツにレモンを搾るが、これは豆腐そのものが酸っぱい。元々酸っぱい豆腐だが、フライにするとその酸味は柔らかくなり、ホクホクの食感の方が印象が強くなる。そして元々は豆腐だったことを思い出させてくれる、優しい甘さの淡い余韻がある。
私も先月50歳になり、フライものは避けがちだが、こいつは私の乳酸発酵モノ好きとあいまっていくらでも食べれる。そのままの「鮓とうふ」に合わせる酒は、日本酒か軽めのワインだけど、このフライは、ほんのりカラメルの香りを感じるシメイ・ビールがイケた。ほんのりとした酸味に揚げ衣、そしてほんのりとした甘い香りに発砲の舌触り。・・・・口の中に唾液がたまる。
さて、お次はヨーグルト。この「鮓とうふ」の飯(いい)と豆乳だから、植物性のヨーグルトだ。こいつになると、酸味はさらに穏やかになり、さらっと飲む感じ。無論、牛乳のヨーグルトとは似て非なるモノ。ちょっと豆乳と混ぜてからの熟成が今回は足りなかったかもしれないが、豆乳の飯(いい)シェイクって感じもある。「鮓とうふ」を食べるとついつい酒を飲みたくなるが、このシェイクだとこれだけで身体がフレッシュになる感じがある。
ついこの間、大寒だった。こう寒いとついつい身体が硬くなる。そう感じるときに、私の身体は、この乳酸の酸味で活性化されるように感じる。私は酸味好きだが、同じ酸味でも、暑い時期は柑橘系のさわやかさ。そして、この寒い時期の酸味は、乳酸系の身体フレッシュ系。考えてみると、季節によって違う気がする。
来週は、どぶろくの仕込みを始める予定だ。そこでも乳酸菌が活躍してくれる。
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