先月、町内の回覧板で、「いじめ」を許さない! というタイトルの紙(上の写真)がまわってきた。(クリックすると拡大して見られます) 新聞でも毎日のように「いじめ」に関する記事が載っている。
いつもこの「いじめ」の問題で、私が気になることは、いじめられている子供のことが記事になっていることが多く、いじめる側の子供のことにあまり深く触れられていないことだ。上の回覧の中にも、
<いじめを防止するために>
(中略)
○いじめる自動・生徒に対して、「いじめは人間として絶対に許されない」という認識を徹底させる適切な指導を行う。
という、いじめる側の子供に関した記述がある。
でも、私が思うに、クラスメートを死に至らしめるほどの「いじめ」をする子供は病気だと思う。精神の病を患っているのだ。上記の「いじめは人間として絶対に許されない」という言葉は、(病気ではない)健常者に対して言う言葉だと思う。そのぐらいの分別がつくような子供はこんな問題になるような「いじめ」まではしないのではないかと思うのだ。
いじめられる子供がいるから、いじめる子供がいるのではない。いじめる子供がいるから、いじめられる子供がいるのだ。「いじめ」の元の原因は、完全にいじめる側にあると思う。
上の写真の回覧の右側には、「いじめ発見のポイント」というのがあるが、この「発見」は、いじめられている子供の「発見」であり、いじめている子供の「発見」ではない。
被害者はいじめられている側の子供だから、その子供たちを守ることは当座最優先なのは当然だが、この問題を少しでもよい方向にしていくには、いじめている側の子供を早期に発見し、精神科的なカウンセリングを受けられるようにすることのように思えてならない。そこが機能すれば、「いじめ」にあう子供たちは減るはずだと思うのだが。
そして、忘れてはならないのは、子供もカウンセリングを受けないとならない時代にしたのは大人の責任だということ。大人はそれを肝に銘じなければならない。
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