2013年5月14日火曜日
親子ドッジボール大会
天気に恵まれた先週末、3年生の娘の小学校の校庭で、町会対抗のドッジボール大会があった。午前中は、子供たちだけで各町会のチームに分かれてリーグ戦。午後は自由参加で、大人も混じって、ドッジボールと大縄跳びから選んで遊ぶ企画だった。
お弁当を食べ終わったとき、アナウンスが流れた。
「これから、大人も参加のドッジボール、大縄跳びになります。参加される方は各場所へお集まりください」
私は娘にきいた。
「午後は何するの? ドッジボールと大縄跳び、選べるみたいじゃない?」
すると、彼女は、「何もしない」と言う。
私は彼女がドッジボールを好きなことは知っていたので、意外だった。
「え〜、ドッジボールとかやんないの?」
「んー、いいや〜」とモジモジした感じ。
彼女のそのモジモジした様子を、私は「何かがおかしい」と感じた。そして、「もしかしたら、自由参加のドッジボールをパスして、とっとと家に帰ってビールでも飲みたい」と思っている私の気持ちを感じて、遠慮してモジモジしたんだろうか? と考えてしまった。
私は、子供の頃、ドッジボールは大好きだったが、今この場で、小学校3年生を相手に、そんなにドッジボールをやりたいとは思ってなかった。また、私は51歳。8歳児の親としては高齢で、「まー、こういうことは、若い親御さんに相手してもらった方がいいだろうなー」とも思っていた。何となくとは言え、そんなことを思ってる私が、いとも簡単に見抜かれた気がした。
これじゃ、いかん。
そこで、「父ちゃんは、ドッジボールやるよ。曜子も一緒にやらない?」と誘った。すると、彼女は驚いたように「えー、パパやるのー?」とモジモジが満面の笑顔に変わった。私の思ったことが当たっていたかも知れない。しかし、大事なことはその理由よりも笑顔に変わったことだ。「さっきは、父ちゃんがドッジボールやりたくないと思って、遠慮したの?」ときいてみようかと思いはしたが、きかなかった。
とまぁ、こうなって、二人でドッジボールのコートへと向かった。集まってる人は、私たち合わせて4人だけ。しかし5分ぐらい待っていると、どんどん人が集まってきた。この午後の親子ドッジボールは今年初めての試みらしい。慣れてない中、私たち親子のようなやりとりが、他の親子でもあったのだろうか。
そして、親子ドッジボール。小学校3年生の子供たちが中心なので、親側は母親がちょうどよく、母親と子供たちで盛り上がった。父親は(51歳の私さえ)力加減が必要になってしまう。加減すると子供たちもそれを感じるし、盛り上がるようで盛り上がらない。
それにしても、あえて言葉で確認しなかったが、彼女はやはり遠慮してたんだろうか気になった。だとすると、親としてはちょっと辛い。でもまー、そんなに品行方正な父親じゃないけど、これからもよろしくね〜、と言いたくなった。
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