2013年5月30日木曜日

バジルの種・タピオカ風


先週、「食の学校」の人たちと一緒にベトナム旅行に行ってきた。私がプロデュースしている「カンホアの塩」の塩田見学が主な目的だったけど、その他、ホイアンの有機栽培の農場なんかにも寄った。

その農場に着いて、入れてくれたお茶の中に妙なものが浮いていた。小さめのタピオカのような(サイズは一粒1〜2mmぐらい)、しかし半透明の玉の中心には黒い粒があるので、カエルの卵のような・・・・。食感はタピオカのようにプルプルしていた。味は、少量だしよく分からない。

「このお茶のツブツブは何ですか?」
と迎えてくれた農場のご主人に尋ねると。

「バジルの種です」

「え〜」と私たち一同は驚いていると、目の前で、コップの水にバジルの種をパラパラと落とし、「5分待ってください」。

5分待つまでもなく、1分ほどすると、下の写真のように、黒いバジルの種の周りに半透明のプルプル状のものが膨らむように付き始めた。ちなみに、ここで言うところのバジルは、スウィートバジルではなく、いわゆるオリエンタルバジルだ。


そして、これが5分ほど経過して冒頭の写真になった。

何でこんなになるんだろう?
と、当然の疑問が湧いたけど、ちょっと考えただけでは分からない。きっとスウィートバジルも同じようなものだろうから、日本へ帰っても出来そうだ。すっかりいいこと教えてもらった気になった。ハーブティはもちろん、みつ豆系のスイーツ類や、ジュース、スープにも、ちょとした演出に使えそうだ。

そして帰国後。

ちょうど2〜3週間前に庭に撒いたスウィートバジルの種の残りがあったので、コップに水を注いで20〜30粒落としてみた。ベトナムの農園よりも若干長くかかったものの、10分ぐらいで、冒頭の写真と同じようになった。

そして、その種が入っていた袋の表示を改めて見てみた。



な、な、何と・・・・。

●ご注意:この種を食用、飼料用にしないでください。

とあるではないか。薬つかってんのかな。というか、たぶん「食品」として販売してませんよ〜ぐらいのことで、問題ないようにも思ったが、一粒だけ食べてみて、ベトナムで感じた食感だけを舌の上で確認するに留めた。

ま、2〜3ヶ月もすれば、庭のバジルから山ほど収穫できるから、それで本格的に使ってみることにしよっと。何てことないって言えばそれまでだけど、例えば、白いボリジの花を白ワインに浮かべると、酸に反応してピンク色になりますね。あんなような感じですぅ〜。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんは!バジルシードは収穫出来ましたか?チアシードといってカルディや成城石井に売っているみたいですね!身体にも良さそうなので私も試してみようと思います

下条剛史 さんのコメント...

バジルもチアもシソ科ながら、別の植物だと思います。でも、水で膨れるのも一緒ですね。