こないだ首都高速でひどい渋滞に巻き込まれ、車が停まった。ふと前方を見ると、雲のようなクジラの看板。この日は抜けるような青空だったので、ちょうどポッカリ浮いた白い雲の向こうに太陽があるようにも見えた。(写真をクリックすると拡大します) その手前に道路を照らす街灯の柱が邪魔していたが、その邪魔が「あ、クジラが潮吹いてるみたい」と気がついて、ちょっとだけ得した気分。車が動かないので、カバンから小型カメラを取り出し、パシャ。煩わしい渋滞にはまり、こんなところで停車しちゃった者の特権だな、とも思えた。
それにしても、この看板、ずいぶん目立つところにあるから、結構高い広告料のような気もするけど、もう何年もこのままだと思う。洒落っ気のあるスポンサーがいるということなのか。
この日は、先月逝去した親父の葬儀後の打ち合わせに向かっていた。まだ四十九日前なので、親父からの洒落たプレゼントだったのかも知れない。
2 件のコメント:
愛知県の鍼灸院で、管理栄養士をしています。
栄養学コラムを出すに当たり、塩のことを調べていて、下條さんのブログをのぞいてみたくなりました。
こういう感覚、とっても好きです。クジラが潮を吹いてるように見えます、見えます。
お父様を亡くされて、お寂しいところへの、素敵なプレゼントでしたね。
>> ひまわり さんへ
いつもただ好きにこのブログを書いているので、反応があると、「これでいいんだな」という気分になれます。ありがとうございます。
クジラの手前の街灯の柱を、最初は、「邪魔だな。この柱がなければいいのに」と思ったんです。でも、少し見方を変えるだけで、逆にずいぶん楽しい気分にもなったのですね。これは親父からのプレゼントだったかも知れないけど、戒めだったのかも知れません。
実は先週はベトナム・カンホアへ行ってて、その出張先からひまわりさんのコメントを読みました。暑い中、ほっとさせてもらいました。二重にありがとうございます。
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