上の写真。よくあるタコ焼きプレートの穴に、いろんな食材が入っている。
先のゴールデン・ウィークに、我が家でパーティした。最初はタコ焼きパーティのつもりだった。大人数人に子供も数人いたので、腹を空かせた子供たちに、まずはタコ焼きを焼きまくる。もちろん、子供たち自身でも焼く。その間、最初からサーブされた鰹のたたきやサラダを皆で食べる。子供らがタコ焼きでお腹一杯になった後、上の写真のように、タコ焼きに替わって、いろんな食材を穴に入れる。基本は、アヒージョ。オリーブオイルとニンニクのスライスで煮る。
通常、アヒージョは、耐熱陶器や小さなフライパンを使うが、それをタコ焼きプレートの小さな穴にして、多くの種類の食材をちょこちょこ食べるのはいいんじゃねぇ〜かという狙い。「タコ焼きだけじゃ、酒飲みにはつまらないな」と思って浮かんだアイデアだった。何となく、この一口サイズ単位のチマチマしたところが、にぎり寿司っぽいというか、箱庭っぽいというか・・・・で、いいと思いませんか? ホットプレートだと、直火より温度管理が簡単というメリットもある。
タコ焼きでお腹一杯になった子供たちは、子供たち同士で遊び始め、大人たちは好みの食材をちょこちょことアヒージョしながら酒を飲む。そこにときどき、子供たちがつまみに来る。そして、最後に、残しておいたタコ焼きの材料で、大人は締めのタコ焼きを食らう。つまり、タコ焼き→アヒージョ→タコ焼き。というのがこないだのパーティだった。だったが、アヒージョしたオイルもおいしいから、締めにタコ焼きなんてことしないで、パンにオイルを吸わせて食べてもいいだろう。そっちの方がアヒージョらしい。
あとは、アヒージョする食材だ。写真では、サイコロに切った牛肩ロース、鶏モモ肉、ツブ貝、エビ、エリンギ、舞茸、ズッキーニ。レモンを添えて。ツブ貝は冬のイメージだが、とてもうまかった。この後終盤戦には、オイル&ニンニクなしで、カマンベールチーズをトロトロにしてみたが、これもいけた。
たいした注意点もなく、だいたいうまくいくが、強いて言えば、ニンニクのスライスは一回ずつ取り出すこと。ついアヒージョされた食材だけを食べてしまうが、オイルにニンニクを残したまま次の食材を入れると、そのうちニンニクが焦げて香ばしい以上になってしまう。また、タコ焼きはプレートを熱くしてから生地を入れるが、アヒージョの場合、温度をあまり上げずにゆっくりと加熱し、加熱し過ぎないこともおいしく食べるコツだ。
タコ焼きプレートでタコ焼き焼くのは当たり前なので、ついついアヒージョを強調したが、よーく考えてみたら、タコ焼き焼きながらアヒージョするっていうハイブリッドな手もあるな。例えば、冒頭の写真のタコ焼きプレートの穴は30個。10個の穴でタコ焼き焼いて、20個の穴でアヒージョするってとかね。
30年ぐらい前、「関西では、各家庭にタコ焼きプレート(主に鋳物のやつ)がある」と関西の知人から聞いたとき、東京人の私はビックリしたが、大阪の人に「タコ焼きプレートのお好みアヒージョ」なんて話をしたら、怒られるだろうか?
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