2012年10月29日月曜日

楽しい編み込み

最近、編み込みにハマってる。8歳の娘の髪の編み込みだ。
仕事も学校もない昨日の日曜日の朝、天気も悪くシトシトと小雨が降っていた。これはチャンスとばかり、

「今朝は、時間あるから、編み込みしようぜー」

と、娘を誘ったら、快諾してくれた。天気がいいと彼女は外へ遊びに行く時間だし、学校も仕事もある平日は出来てもせいぜい1本だが、日曜日ということで、全体を4つのブロックに分けて、編み込み4本にした。最後の余った髪を普通の三つ編みにして4本の尻尾をシュシュで束ねている。ここまでやったことはなかったから、写真を撮らせてもらった。

今、彼女は2年生だが、小学校入学以来、だいたい毎朝、髪の毛をとかして束ねた後、ダンゴにしたり、三つ編みしたりをやってきた。こういうことを始めると、例えば、電車に乗ったとき、目の前にカッコいい髪の束ね方や編み方の女性が立ってると、こっそりその髪型を観察する。そして、「どーやって、こんなんなってんのかなぁ〜?」と想像する。以前は、気にしたことなどなかったが、興味を持ち始めると、世の中には様々な束ね方や編み方をした女性がいることが分かる。

この編み込みも、1年ぐらい前から興味があって何度か試みたものの、どうしてもうまくいかなかった。しかし、転機が訪れた。

先日、私の会社で、ある女性に短期でアルバイトに来てもらった。彼女は以前から知ってる人だったが、灯台もと暗し。彼女の髪、ほとんど毎日スゴい編み込みだった。そこで、教えを乞い、そのお陰で何とかここまでたどり着いた。

髪の毛の編み込みや三つ編みは、基本的に、毛糸やリリアンの編み物のようなものだ。同じようなことの繰り返しなので、やり方の説明自体はそんなに難しくない。そして、私の師匠、ヒロミ女史のように熟練した人の手に掛かると、まさに神業。鏡も見ずに自分の髪の編み込みまで自由自在にあっという間にやってしまう。

しかし、駆け出しの私の場合、指先の動きの正確さと、人一倍の集中力が必要だ。ちょっとでも集中が切れると、ワケ分からなくなったり、やり直しになったりする。だから、とても時間がかかる。

実は昨日の朝も大変だった。

特に編み込みの最後のあたり、襟足の産毛のような髪の毛を編み込むとき、とても痛いらしい。だから、頭や身体をクネクネする。私は、もうすぐ終わりだから「もうちょっとだけ我慢してね〜」などと言いながら、彼女のクネクネに合わせ自分の身体もクネクネさせながら、最後の集中力を途切れさせないよう必死だった。そんなあんなで、写真の4本の編み込みで、1時間もかかってしまった。

何でもそうだが、物事というのは、まだ自分が思うようには出来ない、こういう発展途上の間が一番面白い。しかし次回、彼女が私のヘボな編み込みに付き合ってくれるかどうかは、定かでない。

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