一月の最初の日曜日、久しぶりに凧を揚げた。
自分ちの子供2人と、我が家に遊びに来ていたそのお友達2人、計4人の子供を連れて近所の公園へ行った。家を出るときは吹いてた風が、公園に着いたらピタッと止まった。「困ったなぁ〜」と風を待ってたら、風のない中、子供たちは走りながら凧を引っ張って揚げようとする。「そんなんじゃダメだよ。風が吹くまで待とうよー」と言ったが、すぐに飽きてしまった子供たちは、そそくさと私の家へ帰っていってしまった。
一人取り残された、さみし〜い私。
30分ほど待ったら、風が吹き出した。凧はどんどん高く揚がっていく。一人で待ってた分、気合いが入っちゃったせいか、誰も止める人がいなかったせいか、一つ目の凧糸が最後まで揚がった後も、もっと揚げたくなった。最初は5人で揚げようと思ってたから、凧を2つ持って行ってた。二つ目の凧から糸をはずし、一つ目の凧糸の最後に結んだ。「よーし」とばかり、更に凧は揚がっていった。
そこでポケットから携帯電話を取り出し、家にいるカミさんへ電話した。
「今、やっと風が吹いてきてね。どんどん揚がっているよ。年に一度ぐらいのことだから、子供に宣伝して寄こしてよ」
しばらくして、4人の子供たちが到着した。すでに二つ目の凧糸も目一杯になっていた。天にほんの小さくしか見えない凧を、子供たちはすぐに見つけられない。「見つけられた人いるかなー?」とちょっと自慢げな私は、携帯のカメラで何枚か写真をあてずっぽに撮った。携帯の画面では写っているかいないか分からないのだ。
このぐらい上がると、揚げ続けるにもそれなりの力がいる。それを子供たちに感じてもらいたくて、一人一人交代で糸を引っ張らせた。「重〜い」と嬉しそう。私も嬉しい。
寒空だけど、気持ちがいい。
年の初めに凧揚げってのは、何となく縁起がいいことのように感じた。
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