2012年9月27日木曜日
かわいいなー、ヤモリ
この夏、我が家にヤモリが2匹生息していることを知った。上の写真は、裏庭に面した窓の網戸の外側にいらっしゃるところ。こんなのが2匹並んでいるときがあった。
このヤモリというやつは、とてもかわいい。人に噛みつくこともないし、蚊などの虫を食べてくれるし、動き方も愛らしい。そして何と言っても、この姿形がかわいくカッコいいからとても好きだ。網戸の外側に張り付いているところを発見して、子供たちに「ヤモリさんがいるぞー」と言うと、何をしてても飛んでくる。でも、臆病でもあるから、そぉっと来ないといけない。
これまでも、うちの庭にいる動物たちのことをこのブログで書いた。蛇、ガマガエル、カブトムシとハクビシン。(まっ、ハクビシンは通りすがりの者だったが)。あと、夏の間は、虹色のきれいなトカゲさんもいる。
何てことないと感じる人も多いと思うが、何せ私は、東京の下町育ちだから、子供の頃、周りの家も含め、庭や公園にこんな動物たちがいたことがない。なので、このちょっとしたことが何とも嬉しいのだ。ちょっとしたことだが、この嬉しさは私にとって「都会に出掛けるのはいいけれど、住めない」という理由にもなってる。我が家がある東京・昭島は、都会と田舎のちょうど境。生まれ育った都会の東京から離れるのはちと寂しい。かと言って、田舎暮らしするにゃ〜抵抗がある・・・・という中途半端な私の心境が反映している。
ところで、この機会に、「ヤモリ」をwikiってみた。
正式名は、何と「ニホンヤモリ(Gekko japonicus)」。「へぇ〜、日本固有なんだー」と驚いたのもつかの間。「ユーラシア大陸からの外来種と考えられており、日本固有種ではない」との記述。「江戸時代に来日したシーボルトが新種として報告したため、japonicus(「日本の」の意)が付けられている」らしい。
【分布】の欄には、「日本の複数の都道府県でレッドリスト(準絶滅危惧、情報不足など)の指定を受けている」。・・・・これには驚いた。ヤモリがレッドリストだなんて・・・・。
【生態】の欄には、「主に民家やその周辺に生息する。都市部では個体数が多く郊外では少なくなり、少なくとも日本では原生林には生息しない」。・・・・人間の近くにしかいないのかー。
そして、【人間との関係】という欄もあり、「生息地では人間に身近な存在で、人家内外の害虫を捕食することから家を守るとされ、漢字では「守宮」(あるいは「家守」)と書かれよく似た名のイモリ(井守)とともに古くから親しまれていたことが伺える」。・・・・古くから親しまれているのは私の肌で感じている。
笑ってしまったのは、同じく【人間との関係】で、「小型種の上に骨格が頑丈とはいえず、人間に噛みつくと逆に顎の骨を折る可能性がある」という。人間に噛みついて顎の骨を折るヤモリもいるのかー。
私の東京育ちとも関係するが、思えばヤモリを身近に感じ始めたのは日本ではない。よく旅した南アジアにはヤモリがたくさんいる。ニホンヤモリに比べると、背中がツルッとして全体により白っぽい。だいたい夜中、電球に集まる虫を捕らえようと、その周辺の壁などに張り付いている。虫を捕まえる(くわえる)瞬間をじーっと見ていて待ったこともあった。そして、それらはよく鳴いていた。詳しく調べてないけど、“Gekko”という学名は、その鳴き声に由来していると思っている。だって、「Gekko」って聞こえるんだもの。
東京はすっかり秋モードに突入した。ヤモリさんたちの姿もそれほど見かけなくなるだろう。また来年もよろしくね〜。
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