ということで、まずはゴミ箱。
私の幼少時代(1960年代)、日本の町のあちこちにゴミ箱があった。たしかモスグリーン色してたようなおぼろげな記憶があるが、最近はめっきり見かけなくなった。現在、公園のゴミ箱はほとんど撤去され、残されているのはコンビニの軒先ぐらいか。
でも、今回行った南イタリアには町のあちこちにゴミ箱があった。最初は懐かしさも手伝って写真を撮ったが、場所を移動していくと、いろいろなタイプがあることに気がついた。そう思ってからは気になって仕方なくなって、新しい町に着くとゴミ箱を探した。ご覧のとおり、どのゴミ箱もおおまかなサイズ・形は一緒だが、素材やデザインがそれぞれ違う。

さて、お気づきと思うが、全て宙に浮いている。昔、日本にあったのもそうでした。宙に浮いてる分だけ、場所を取る割には容量が小さいんだけど、その浮いたところがそれなりの「清潔感」を醸し出しているような気がしてならない。

それで、です。この山の上に町を作る慣習は防御のためだけではないらしいのだ。ペストが流行した際、感染を恐れたこともその理由にあるとのこと。当時は、医学的な原因は分かってなかっただろうから、「感覚的に」山の上に住んだ方が感染しないだろうと考えたんだと思う。山の上だと孤立している感があり、何となく分かる気がする。蟻返しのついたテーブルのようと言ったらいいのかな。
話をゴミ箱に戻そう。
宙に浮いてるゴミ箱と山の上に作られた町。この両者、私には長らくここに暮らす人たちの共通した「清潔感」によるもののように感じるのだ。オリーブがよく育つ湿度の低い気候の下で、風が流れ、ゴミ箱と町が清潔に保たれている。今回唯一歩いた大きな町はナポリだけだったが、そこ以外で訪れた町、村は、どこもとてもこざっぱりしていて、とても清潔に感じた。
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