2013年7月2日火曜日

燃費計の誤差


冒頭の写真。前のエントリ(手動アイドリングストップとハイブリッド車の燃費)と酷似している、が、違う。前のは、長距離を走った後の燃費計で、「18.0km/l」。一方これは、町中ばっかり走っての燃費計で、「15.2km」を示している。どちらも容量45リットルのガソリン満タン(すり切れ一杯)からだいたいなくなるまで。またどっちも、手動アイドリングストップを実施しつつ、エアコンは全く使っていない。搭乗者は、厳密ではないが、全てのデータで、9割は私一人で、1割は私プラス大人一人+子供二人だった。

さて、この燃費計というもの。精度はちゃんとしているのだろうか?
誤差があるとすると、それは一体どのくらいなのだろうか?

そう思ったことのある人は少なくないと思う。
そこで、我が愛車、ホンダ・モビリオ(2003年式)で実験してみた。

この場合、走行距離は信じることとして、その走行距離に対して、満タンに入れることで、ガソリンの消費量を計ってみた。

まず、上記の写真が示している、「15.2km/l」。このときの走行距離は、496.2kmで、すり切れ一杯入れたガソリンの量は、37.58リットルだった。つまり、

496.2km ÷ 37.58リットル = 13.20km/l
15.2km/l ÷ 13.20km/l = 1.1515

約15%、実際よりもよく(長く)表示されていたことになる。

そして、もうひとつ。前回エントリでの、(町中は少なく)長距離ばっかり走った際の燃費計の表示は、「18.0km/l」。そのときの走行距離は、572.9kmで、すり切れ一杯入れたガソリンの量は、37.06リットルだった。つまり、

572.9km ÷ 37.06リットル = 15.46km/l
18.0km/l ÷ 15.46km/l = 1.1642

約16%、実際よりもよく(長く)表示されていたことになる。

これら15%とか16%という数字は、誤差として仕方のない数字なのだろうか?
ちと多すぎやしないか。走行距離については、車検などの際、一定以上の精度を検査されてる気がする。でも、燃費計にはそれがあるのだろうか? 素人の私には、単に、ガソリンの残量を量って走行距離と計算すればそれで正確な数字が出そうに思うが、どうなんだろう? チャッポンチャッポン動いているガソリンの量を量るのは難しいのだろうか? 疑問は深まるばかり。

燃費計の精度はこのへんにしよう。
次は、手動アイドリングストップの効果測定だ。上記の数字は手動アイドリングストップを実践してのもの。現在、アイドリングストップしないで走ってます。この2つの数字を比べるのだ。

●追記(2013年7月24日): エアコン使用時(非アイドリングストップ)のデータ

上記の燃費計算はエアコン不使用のデータだが、(町中走りの)エアコン使用時の数字が出たので、追記する。この間、湿気を含めかなり暑かった。アイドリングストップ時はエアコンも切れるものだが、こうして猛暑中、エアコンをしっかり使っているときは、車内の暑さとバッテリーへの負担の心配で、とてもアイドリングストップをする気になれない。

燃費計の表示: 10.5km/l

実測データは、走行距離が、380.4km、すり切れ一杯いれたガソリン量は、38.34リットル。つまり、

380.4km ÷ 38.34リットル = 9.92km/l
10.5km/l ÷ 9.92km/l = 1.0585

約6%、実際よりもよく(長く)表示されていたことになる。エアコン不使用時の15〜16%と比べかなり差異が圧縮されている。これはエアコンの影響なのか、非アイドリングストップの影響なのか、定かではない。

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